研修病院紹介

大概の医学部生が悩むのが卒後研修をどこの病院に行くかということ。

4年の終わりからちょいちょいレジナビやレジフェアなど行って5年生の時に病院見学して、6年の夏にマッチング(病院で採用試験)を受けるのが一般的な流れ。6年生で全部やる人もいるけど。

どこの病院が良いかはまさに千差万別。従来のような偏差値主義など(優秀な同期が集まるという点を除いては)ほとんど意味をなさない。自分が送りたい研修生活を思い描きながら、病院を選んでみると後悔しないだろう。

ここでは病院を一覧・比較出来るようにして特色をわかりやすいようにしておりますが一部・情報が古かったり誤ってる箇所もあります。その点をご理解頂ける方のみご使用下さい。

紹介されている順ぐらいに九大生の出現頻度が高いです。

飯塚病院(福岡県)

◯病院の特徴
救急センター、循環器センター、脳神経病センター、癌就学治療センターを有し、ベッド数1116床という西日本屈指の規模と最新設備を誇る総合病院。筑豊地区のメディカルセンターとして重要な役割を果たしている。

・病床数1116床
・電子カルテ なし
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数 898名
・1日平均外来患者数 2030名
・1日平均救急車搬送患者数 20名
・昨年度研修医採用人数15人

・給与1年次 273,300円/月
・給与2年次 360,000円/月(賞与含む、院内待機手当別途支給)

・当直回数 1年次5回 2年次8回
・当直料 1年次6000円/回 2年次17000円/回
・宿舎住宅 あり(一年次は院内宿舎、2年時は院外宿舎)

◯研修の様子

福岡県飯塚市の中核病院で救命救急と総合診療科に力を入れていて、プライマリーケアに関して1年目に叩き込まれる。パワポや発表原稿などは共有ファイルに保存されるので、過去の先輩が作ったパワポはいつでも見ることが出来る。情報の共有と後輩への指導を率先してやってくれる。

◯見学・マッチングの様子

3日強制と言われていたが担当者に聞くと1日でも可能。交通費の支給はないが近くのホテルをとってくれる。マッチングでは小論文(自分の強みについて800字)を事前に提出し、面談ではそれと履歴書をもとに7〜8人の面接官に質問される。特に自分のしていたことや、海外経験を重視しているようであった。筆記試験はないがCBT結果の写しを提出するよう求められ、これは学力というよりかは例年マッチング合格者の1〜2名落ちていることへの対策に近いようである。留学の話や、大学を超えた友人関係の話などは興味深いようであった。

製鉄記念八幡病院(福岡県)
◯病院の特徴
28診療科の急性期病床に加え、腎センター、救急・集中治療部、脳卒中・神経センター、がん診療センター、血管病センター、緩和ケア病棟など総計床の病床を有し、地域の中核病院として治療を行っている。
・病床数453床
・救急指定 2次救急
・1日平均入院患者数 400名
・1日平均外来患者数 550名
・1日平均救急車搬送患者数 7.8名
・昨年度研修医採用人数6人
・給与1年次 3,875,000円(賞与年2回含む)、外諸手当
・給与2年次 4,310,000円(賞与年2回含む)、外諸手当
・当直回数 4回/月
・宿舎住宅 あり

◯研修の様子
内科、外科ともに研修で広くまわることができる。当直は研修医の自主性にまかせるところも多く、実力をつけることが出来るとのこと。また、研修医で勉強会も行っており、学べる雰囲気を感じた。
◯見学・マッチングの様子
見学は1回のみとなっており、自分でメールして希望した。最初は事務員さんに施設見学や寮案内をしていただき、その後研修医のもとで業務を見学したり、(時間があれば)エコーの練習をしたりさせてもらう。
マッチングは、小論と面接。小論は病院指定の履歴書に6つのお題が載っており、それぞれ記述して事前提出となっている。面接は約15分間で面接官は院長、副院長を含む6人対自分の形式。やはり九大生は採用されやすい印象。

製鉄記念八幡病院(福岡県)
◯病院の特徴
地域医療支援病院・開放型病院・救急告示病院であり、地域の中核的医療機関としての役割を果たしている。 29の診療科に集中治療部(熱傷室を含む)と腎センター、脳卒中・神経センター、がん診療センター、緩和ケア病棟を有しており、研修にあたっては日常的な疾患から稀有な疾患に至るまで数多くの症例を経験し、プライマリ・ケアにおける対応を修得するとともに、高度医療や終末期医療についても学ぶことができる。さらに地域の中小病院もしくは診療所における第一線の医療や在宅医療の現場にも接する。 (病院HPより)
・病床数 453床
・電子カルテ あり
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数 名
・1日平均外来患者数 名
・救急車搬送患者数 約2900人/年
・昨年度研修医採用人数6人+1年次のみ九大から4人
・給与1年次 387500円/月
・給与2年次 431000円/月(賞与含む、院内待機手当別途支給)
・当直回数 /回
・当直料 円/回
・宿舎住宅 女子寮は15000円/月(水道光熱費込み)、男子寮は10000円/月
◯研修の様子
見学時に研修医の先生と接する時間は短かったので詳しくは書けません。
救急症例は研修医がfirst touchすることができます。5月の時点で1年次の先生がバリバリ救急外来をこなしておられました。
研修医室はありませんが上の先生と身近に接することができ、特に不自由はなさそうです。
◯見学・マッチングの様子
* 見学
午前中は事務の方の説明〜施設見学。その後院長、副院長と昼食会があります。突っ込んだことは聞かれませんが興味のある診療科くらいは考えておいた方が無難です。先生方は話しながらメモをとっておられたので、本気で来たいと考えている方はその旨を積極的に伝えるといいのではないでしょうか。院長、副院長はマッチング試験にも参加されるので覚えていただいて損はありません。午後は2時間ほど研修医の先生についてまわり、見学終了です。このときに研修医の先生に忌憚のない意見を聞くといいでしょう。マッチングのポイントなんかも教えてくださると思います。
* マッチング
マッチングは小論文と面接です。学力が問われることは(おそらく)ありません。
小論文は4項目。志望理由、学生時代にがんばったこと、臨床研修の目標、理想の医師像です。他院に比べ分量が多く、とにかく用紙をしっかり埋めることが大切です。
面接では院長、副院長、看護師長、事務の方が面接官をされます。面接は和やかな雰囲気なので緊張せず、明るくはっきりと受け答えしましょう。質問内容は小論文の内容を中心としたオーソドックスなものが多いです。その他にも尊敬する人や座右の銘など、面接でよく聞かれる質問には一通り答えを用意しておくとよいでしょう

福岡市民病院(福岡県)
◯病院の特徴
4疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)への対応を中心に高度専門医療の充実に努めるとともに、地域特性等により患者の多い肝臓、腎臓、脊椎等の疾患に対応。まら、脳卒中センターの機能強化た循環器系疾患への対応強化などを進め、高度救急医療のさらなる向上を図る地域の中核病院とする。
・病床数 200床
・電子カルテ  あり
・救急指定 2次、3次救急
・1日平均入院患者数 名
・1日平均外来患者数 名
・1日平均救急車搬送患者数 名
・昨年度研修医採用人数 5人
・1年次:月額300,000円、2年次:月額320,000円
・宿日直手当1回 5,900円
・時間外手当、通勤手当あり
・住宅手当:月額10,000円 ※職員宿舎を利用する場合は支給なし
・宿舎あり(当院隣接、1K、家賃無料、水道光熱費は入居者負担)

◯研修の様子
200床と他の病院に比べ小さいが、病院全体の雰囲気がアットホームでとても働きやすそうだと感じた。近年、脳卒中やACSといった救急疾患に力を入れていて、救急車の搬送台数が増えている模様。程よい忙しさで、やりたい手技はどんどん経験できるし、わからないことも各科の先生に質問しやすく、さらに立地が良いのも利点。ただし、血液内科や耳鼻科などで進路を迷っている人は、診療科がないため注意してください。

◯見学・マッチングの様子
見学は1日で可。研修医に朝~夕方までついて回る。希望すれば当直も見れる。マッチングは7月中旬で、午前中に小論文、午後に面接。小論文のテーマはここ最近は毎年変えているが、一応勉強しなくても書ける内容。面接は院長、副院長、内科部長の3人で、履歴書や小論文の内容など色々質問される。志望する診療科は正直に言っていいと思うが、外科志望でなくても外科にも興味があると付け加えたほうがいい感じ…。内定者のみ面接2日後?くらいに電話がきます。定員は5人だが九大生は割と優先して内定くれる。

新行橋病院(福岡県)
○病院の特徴
平成9年開設の急性期病院。院長が救命救急部の部長であり、熱血系の人。医療機械は結構そろっており、当直時間帯でもCTが撮れるとのこと。年間救急車搬入約3,600件、年間手術約2,200例、年間心カテ約950例、PCI約330例。ドクターヘリあり。
院長が宮崎大学出身のためか、宮崎大学出身の研修医が多め。今までに九大出身の研修医はいない。
・病床数 246床
・電子カルテ あり
・救急指定 2次救急?
・1日平均入院患者数 13名
・1日平均外来患者数 244名
・1日平均救急車搬送患者数 約10名
・昨年度研修医採用人数 5人
・給与1年次 約6,000,000円(当直手当、税込)
・給与2年次 約6,800,000円(当直手当、税込)
・当直回数 6回/月(指導医について副当直)+副日直1回/月
・当直料 あり(5,000円/回~)
・宿舎住宅 あり(半額補助制度あり。引越代は病院負担)
○研修の様子
1年目は内科3ヵ月、救急・麻酔科4ヵ月、小児科・産婦人科1ヵ月(外の病院)、精神科(外の病院)・外科1ヵ月、選択3ヵ月。2年目は地域医療1ヵ月、残り11ヵ月は選択。
救急車が来ると手の空いている研修医は全員招集をかけられ、ファーストタッチは研修医。週末は研修医が週替わりで症例プレゼンを行い、院長にダメ出しを食らう(けっこう厳しいらしい)。時間があるときには上の先生がレクチャーをしてくれたりする。研修医同士は和気藹々とした感じ。
1年目にはカンボジア小児病院(当院グループ職員が運営費の寄付を行っている病院です)での1週間の研修制度がある。 関連6病院合同学術研究発表会が年2回実施されており、症例発表や論文発表も指導医の指導のもと行える。学会・研究会への参加時には交通費・宿泊費の補助あり。
○見学・マッチングの様子
見学は1日~1泊2日くらい。土曜日も見学OK。交通費支給あり。宿泊はたしか院内。
マッチングは見学時に履歴書を持ってくるよう言われ、院長との面接が行われる。で、その時点で「来年ウチにくる?」と決断を迫られる。考え中と言ってその場を切り抜けると、催促の電話が結構頻繁にかかってくる。定員(5人)が埋まると電話はかかってこなくなる。
*新○○病院の系列(池友会系列)はあまりよくないとの噂も聞くので、ここもひょっとするとブラックかもしれない。

九州中央病院(福岡県)
病院の特徴
学校の先生の健康ドッグを行っていることで有名。救急も強く救急車は年間4000台ほど。現在、病院を新しくする工事中、来年12月ごろに完成予定。あと、研修医の給料がいいことでも有名。
研修の様子
給料のいい理由は当直が多いため。当直は月に8回ほどあるので、体力・気力に自信がある人じゃないと大変だと思う。
見学・マッチングの様子
見学は5年生が対象で、6年生はできないので注意。一日研修医について見学することになる。希望すれば当直も見学できる。マッチングは5年生で見学に来た人が対象となる。試験は面接のみ。内容は医師になった動機、病院の志望理由、希望の科など一般的なものが多かった。

九州中央病院(福岡県)
◯病院の特徴
九州各県公立学校教職員の結核性疾患治療対策のため、昭和32年5月結核306床、一般24床計330床で開設されました。その後の疾病構造の変化、多様 化に対応すべく病院施設・設備の整備と診療科の増設を行い、昭和41年4月に医療法に基づく総合病院となりました。昭和47年には結核病床を廃止し、組合 員に対する人間ドック、成人病教室等の健康管理事業充実のため健康管理センターを設置しました。
現在では、年間を通して病床利用率は95%を超え、平均在院日数は13.2日前後、月間の救急車搬入台数はおよそ330件、月間の手術件数も240件を超え、地域の中核病院として急性期医療を担っています。
・病床数330床
・電子カルテ あり
・救急指定 2次救急
・1日平均入院患者数 名
・1日平均外来患者数 名
・1日平均救急車搬送患者数 10名
・昨年度研修医採用人数 11人
・給与1年次 円/月
・給与2年次 円/月
・当直回数 1年次5回 2年次8回
・当直料 1年次円/回 2年次円/回
・宿舎住宅 なし

◯見学・マッチングの様子
見学は昼間体験か一日体験(次の日の朝まで当直)が選べます。申し込みはHPから書類をプリントアウトしFAXで送ります。(所属の部活などを書く欄もあります。)研修医の先生の受け持ち患者数は私が見学した際は10人もいなかったようで朝の回診はありますが昼間はそれほど忙しくない雰囲気でした。当直月8回がネック。2年目で産科/小児科で内科医として2ヶ月四国に派遣される。給与は1年目30万/月程度、2年目40万程度。ドクター同士だけでなくコメディカルとも和気藹々とした和やかな良い雰囲気でした。行きたいなら見学は早めに行くこと。
マッチングは小論文を事前に郵送し、7月に面接。面接は部活で何をやっていたか、今後どういう医師になりたいかを重点的に聞かれました。

福岡赤十字病院(福岡県)
病院の特徴
最近、病棟が新しくなった非常にきれいな病院。電子カルテではなく紙カルテを使用しているが、見学時にはそこまで不便をしているとは感じなかった。
研修の様子
事務の方が医者のQOLも重視する、と言っているだけあって他の病院よりは余裕のある感じがした。研修医同士の雰囲気もよく、和気あいあいとした病院だと思った。
見学・マッチングの様子
見学は火曜と木曜となっているがメールで相談すれば、対応してくれる。ただ、外科の方は手術日の関係があるので、日程調整がけっこう大変だった。

佐賀県医療センター好生館(佐賀県)

◯病院の特徴
好生館は、1834年佐賀藩主鍋島閑叟公により医学館として創設され、1851年医学寮となったのち、1858年現在地に移転し好生館と命名された。1872年からは多くの外国人医師を招聘し、医師・医学教育の充実を図った。1896年佐賀県立病院好生館として再出発し、1977年現在の建物に全面改築された。1968年に臨床研修指定病院、1976年に佐賀医科大学(現佐賀大学医学部)の関連教育病院の指定を受け、1989年には救命救急センターを開設。また、1998年には自治体病院として全国で2番目にあたる緩和ケア病棟も開設した。2010年には経営形態が地方独立行政法人へと変更され、2013年5月には佐賀市嘉瀬地区へ新築移転した。好生館は、ほぼすべての診療科を有し(平成25年5月からは、歯科、形成外科も新設される)、増大する県民の医療需要に応えるべく、佐賀の中核基幹病院として高度・特殊医療、救急医療、一般医療などを担っている。
・病床数450床
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数383名
・1日平均外来患者数 652名
・昨年度研修医採用人数5人
・給与1年次 15,000円/日
・給与2年次 15,500円/日(賞与なし)
・当直回数 1・2年次とも4回程度。1年次と2年次のペアに指導医がついて担当する。なお、当直は、前半(17:15-23:00)と後半(23:00-8:30)に分けている。
・当直料 20,000円/回
・宿舎住宅 あり

◯研修の様子
病院から頂いた資料によると、手技の経験が豊富、夜中に死ぬほど電話あり、忙しすぎる、県外脱出は困難、などなどきつい研修を示唆する言葉が並ぶ。ただ、研修医室には一人一人に机、パソコンがあり、いつでもカルテを開けるためとても仕事がしやすいとのことだった。また平成25年より新病棟になったためとてもキレイ。
◯見学・マッチングの様子
見学は基本的に一日。午前、午後でそれぞれ一つの診療科を見学する。昼食は院長と歓談しながら病院食を食べる。マッチングは小論文と面接。小論文は「理想の医師像」「好生館の研修で望むこと」「良質な医療とは」の3つのテーマの中から一つを選び書く。字数制限はない。面接は5~6人の先生がおり、履歴書や小論文の内容などから一人一つずつ質問される。
洛和会丸太町病院(京都府)
○病院の特徴
急性期医療を中心とした市中病院。音羽病院と同じ系列で、合同カンファレンスや研修医の行き来も行っている。音羽病院より交通の便はよい。救急・総合診療科はトップの先生が指導熱心ですごい人。整形外科は市中病院にしては症例数多い?ちなみに、院長は九大の呼吸器科出身(九大との縁は切れているようだが)。土曜も平日と同様の診療時間(8~16時)。月曜~土曜の毎朝8時からレクチャーがある。
・病床数 137床
・電子カルテ あり
・救急指定 2次救急+α
・1日平均入院患者数 名
・1日平均外来患者数 名
・1日平均救急車搬送患者数 5~6名
・昨年度研修医採用人数 1人?(定員2人)
・給与1年次 320,000円/月(賞与なし)
・給与2年次 350,000円/月(賞与なし)
・当直回数 宿直:1回/週程度、日直:1回/月程度
・当直料 平日:6,000円/回、土日:7,500円/回  日直:6,750円/回
・宿舎住宅 なし(4万円/月までの住居手当あり。)
○研修の様子
1年目は必ず総合診療科からスタート。6ヵ月で総診、消化器内科、循環器内科から1~3個を選んで回る(総診は必須)。その後、外科と救急を各3ヵ月ずつ。ただし救急と総診ではやることは一緒で、基本的には総診の病棟業務を行い、救急車が来れば救急外来に行く。
2年目は小児科、産婦人科、精神科、地域医療(これらは外の病院で研修)+選択。小児科・産婦人科・皮膚科・眼科・救急は希望すれば音羽病院での研修が可能。
1年目の4月までは上級医について診療を行い、5月からは基本的に一人で診る。担当患者は10人弱と少なめ。当直は自分で診断、検査まで考えて上級医にコンサルト。
○見学・マッチングの様子
見学は1日からOK。交通費・宿泊費の支給なし。昼食はお弁当が出る。
マッチングは随時受け付け。院長、総診の部長、外科部長との面接のみ。通常は2回目以降の見学時についでに面接も受けて帰る、という人が多い。特に変わったことは聞かれない。志望動機や長所短所など一般的なことのみ。

熊本赤十字病院(熊本県)
◯病院の特徴
熊本県災害拠点病院に指定され、地域がん診療連携拠点病院であり、救命救急センター、地域周産期母子医療センターを持つ。熊本県内の病院では最も大きい。2012年に建てかわったので新しい。
・電子カルテ あり(九州大学病院のものと同一)
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数 455名
・1日平均外来患者数 1189名
・1日平均救急車搬送患者数 18.6名
・救急救命病床:12床
・ドクターヘリ出動回数:446件/一年
・昨年度研修医採用人数10人
・給与1年次(準夜当直6回行った場合の概算) 支給:300,000円/月+宿日直手当18,000円 控除:社会保険料40,000円+所得税7,000円+宿舎費21,300円+互助会費等1,500円=月額約248,200円+賞与?
・給与2年次(準夜当直6回行った場合の概算) 支給:300,000円/月+宿日直手当42,000円 控除:社会保険料44,000円+所得税8,000円+宿舎費21,300円+互助会費等1,500円=267,200円+賞与?
・当直回数 1年次、2年次:5~6回/月
・当直料 1年次3000円/回 2年次7000円/回
・宿舎住宅 あり(単身用・1LDK・駐車場付き・病院から徒歩5分以内)
・福利厚生 医院内職員用浴室(温泉)、ランドリー、職員用トレーニングルーム、音楽室、リラクゼーションルーム、テニスコート、グラウンド、温泉付き研修保養施設、各種クラブ・サークル活動あり、元シェフの作る職員食堂の飯は美味(一食350円)
◯研修の様子
多くの患者を救命救急センターで経験する(ER重点)。指導医の下で実践的に技術を習得する(ハンズオン)。先輩医師が後輩医師を徹底的に教育する(屋根瓦方式指導体制)。この3点が研修プログラムの柱となっている。とにかく忙しい病院なので体で物事を覚えていく人にはもってこいの病院。
◯見学・マッチングの様子
見学は一日、泊まりこみ共に可。研修医に丸一日付き添っていくスタイル。希望者には施設内の案内もしてくれる。交通費、ホテルの手配はない(当直室に泊まれることもあり)。
マッチングは事前に小論文を提出(2013年は理想の研修プログラムについて原稿用紙二枚)。それに加え後日面接(9時~15時、昼食付き)が行われる。面接は午前中は4人の他職種からなるグループ×4回、午後は最終面接として院長先生、副院長先生、看護師長、人事部長からなる4人グループと学生4人のグループ面接(とはいえディスカッションなどはなく個人面接をみんなの前でやるような感じ)によって行われるが、実際は午前の面接でほぼランク付けがされている模様で最終面接は最終チェックのような位置づけと思われる。前日に参加任意の歓迎パーティーがあるので同期や先生と親交を深めておくと当日気が楽かも。

大分赤十字病院(大分県)
◯病院の特徴

・病床数 340床
・電子カルテ あり
・救急指定  2次
・1日平均入院患者数
・1日平均外来患者数
・1日平均救急車搬送患者数
・昨年度研修医採用人数
・給与1年次
・給与2年次
・当直回数
・当直料
・宿舎住宅

◯研修の様子
研修医室は全員で一部屋。電子カルテ端末、ソファー、コピー機、冷蔵庫、電子レンジ、仮眠室あり。デスクは一人ひとつ。同じ診療科に複数の研修医が当たることは稀なので、各科で充分に症例をみることができる。また精神科ローテートは別府医療センターで受ける。

◯見学・マッチングの様子
見学に行くと、研修医について回る&研修医担当の副院長と直接話す。マッチングは面接のみ(夕方)。その後ご馳走がでる。

大分県立病院(大分県)
◯病院の特徴
規模としては大分の市中病院では最大。精神科以外はすべてある。精神科ローテートは大分大学病院で。
・病床数
・電子カルテ あり
・救急指定 2次救急
・1日平均入院患者数
・1日平均外来患者数 850人
・1日平均救急車搬送患者数
・昨年度研修医採用人数
・給与1年次 301,500円/月
・給与2年次 316,700円/月
・当直回数 1年次 月4回
・当直料
・宿舎住宅

◯研修の様子
救急は県内最大規模の市中病院とあってわりと大変。一人ひとつずつ電子カルテ端末、インターネット用PCが支給される。

◯見学・マッチングの様子
見学に行くと研修医について回る&病院長と話。マッチングは面接と小論文。倍率は必ず1倍以上となるので割と圧迫面接。

京都第二赤十字病院(京都府)
◯病院の特徴
当院は27診療科・部で構成されており、救命救急センター、健診センターを併設するとともに最新医療機器を多く備え、地域の基幹病院として高度先進医療を提供している。1978年には、日本で2番目の救命救急センター併設施設に認定されたが、現在の救命救急センターは40床(ICU8床、CCU2床、SCU4床、HCU26床)を有し、京都府内はもちろんのこと近隣の府県も含めた医療圏の3次救急医療に寄与している。また、早くから地元医療機関との病病診連携に積極的に取り組んできたため、京都府初の「地域医療支援病院」に認定され、「地域がん診療連携拠点病院」にも指定され、地域において質の高いがん診療に貢献している。
・病床数 639床
・電子カルテ あり
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数 約500人
・1日平均外来患者数 約1500人
・1日平均救急車搬送患者数
・昨年度研修医採用人数 19人
・給与1年次 248,000円/月
・給与2年次 263,000円/月
・当直回数 月4回程度(副直)
・当直料 1年次 13,000円/回  2年次 15,000円/回
・宿舎住宅 あり(借家手当は最大28,500円支給)

◯研修の様子
地域医療中核病院として、質の高い良い医療を安全に提供し、医療連携も充実させる高度急性期病院であり、プライマリケアを重視した2年間の臨床研修には最適の条件を備えています。さらに、救命救急センターを併設しており、京都府内の救急医療に尽力しております。また、赤十字の使命でもある国内外の災害救護にも積極的に貢献しており、意欲のある研修医を歓迎します。

◯見学・マッチングの様子
循環器内科を見学。たまたま研修医が回っていなかったため、部長に1日ついて主にカテ見学とプチレクチャー。中堅の先生は人数も多く、関西弁でノリがいい。病棟は軽症~重症の様々な入院患者がいるが、ゆったりした雰囲気で看護師と医師の仲はよさそう。ただし循環器内科と心臓外科の折り合いは悪いらしく、カテ室でずっと喧嘩していた。病院内にコンビニがあり、昼ごはんは大体ここで買って食べる。
マッチングは小論・面接・筆記試験で1日間(受けてないので詳細不明)。

国立病院機構 長崎医療センター(長崎県)
◯病院の特徴
長崎医療センターは長崎県中央の中核病院。長崎県の大村市内の大村湾を一望できる小高い丘にあり、大村、諫早、島原半島、そして離島を含む45万人~50万人を主な医療圏としています。長崎県特有の入り組んだ地形や僻地がある関係で、古くから国や県、自衛隊との連携を強め、遠隔地をカバーする救急医療を進めてきました。ドクターヘリや自衛隊のヘリを使った搬送体制、画像伝送システムや救急患者家族の宿泊所などのシステムは世界トップレベルのものです。
また、高度総合医療センターとして、肝疾患、成育医療など14分野の政策医療に注力。臨床研究センターは国立病院の肝疾患基幹病院として機能拡大をしており、全国20数施設の国立病院機構の肝新患専門病院と協力病院からなる政策医療肝疾患ネットワーク(肝ネット)を活用し、共同臨床研究を行っています。肝臓疾患の病床も40床用意。日本全国から患者さんを受け入れています。いち地方にある長崎医療センターに日本全国から若い医療人が集まってくれるのは、これまで離島をカバーする救急医療や政策医療への取り組みなど先進医療を推し進めてきたからでしょう。
1971年に医師の臨床研修病院に指定を受けて以来、40年で800人以上の医師を輩出し、臨床教育にも力を注いでいます。今後も選ばれる医療機関を目指していきます。
・病床数 643床
・電子カルテ あり
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数
・1日平均外来患者数
・1日平均救急車搬送患者数
・昨年度研修医採用人数 20人
・給与1年次 300,000円/月
・給与2年次 300,000円/月
・当直回数 月4~5回
・当直料 6,000円/回
・宿舎住宅 あり

◯研修の様子
(1)50万人前後の医療圏を持つ。1~3次救急までを扱う高度総合病院。多くの患者が来院し、症例の種類、数が豊富
(2)40年以上のスーパーローテイト研修で800名以上の卒業生。研修医―レジデント―スタッフ―医長とバランスのとれた屋根瓦教育体制
(3)指導医は熱いだけでなく指導の理論的な教育講習を受けている。7年以上の臨床経験を持つ同院指導医のうち、6割以上が厚労省指定臨床研修指導医資格を保持。
(4)基本的なプライマリに重点を置き臨床能力を身につけることを目的とするプライマリ・ケア能力養成プログラム、小児科・産婦人科を目指す方にプライマリ・ケア中心の研修内容で初期研修修了後の3年目以降に志望科でしっかり対応できるよう広い知識を身につけることを目的とする周産期研修プログラム2つがある。
(5)初期研修中の自由選択は、7ヵ月あり自由に設計できる
(6)救命救急センターは、空飛ぶ救急室のドクターヘリを完備。多くの患者とそれにともなう手技は豊富!常に指導医のもとで行う手技は安心。また、ACLS、JATEC(ATLS 準拠)講習は修得するまで指導する

◯見学・マッチングの様子
救命救急センター・総合診療科を見学。救命救急センターではウォークイン・救急車・ドクターヘリで続々とやってくる。2人1組のペアで、研修医が基本的にファーストタッチを行う。指導医のサポートがしっかりしており、一人で放り出されることはなさそう。病院の食堂は500円くらいで割とおいしい。総合診療科では高齢者の肺炎多め。研修医室は医局と別で1年目と2年目一緒の大部屋。机は一人ひとつ。暇なときはソファーで寝たりマンガを読んだり。救急や外科系では忙しそう。交通費は福岡からなら7000円くらいもらえる。
マッチングは福岡会場(ホテル)でもやってもらえる。面接と小論文。面接は1人20分くらいで、主に履歴書を見ながら質問される。面接官3人で進行役、突っ込み役、婦長さん。「医療分野で最大の発明は?」や、「健康のために日ごろ気を付けていることは?」など履歴書とも関係ない部分もあり。全体的に和やかな雰囲気。小論文は知識を問う問題ではなく、テーマについて自由に書く形式。60分で原稿用紙2枚くらい。

洛和会 音羽病院(京都府)
◯病院の特徴
洛和会丸太町病院、洛和会音羽記念病院、洛和会みささぎ病院、健診センター、洛和会京都看護学校、訪問看護ステーション、在宅介護支援センターなど多数の施設を有する洛和会ヘルスケアシステムの中核病院である。総合的な視点に立った医師育成に力を注ぐため、1996年4月、全国に先駆け総合診療科を開設し、これを実践している。2001年8月には、電子カルテや画像システムを導入、情報の共有化による質の高い医療を提供している。現在は608床。なお当院のERは2012年5月よりERは救命救急センターの指定を受けている
・病床数 538床
・電子カルテ あり
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数
・1日平均外来患者数
・1日平均救急車搬送患者数
・昨年度研修医採用人数 10人
・給与1年次 320,000円/月
・給与2年次 350,000円/月
・当直回数 月4回
・当直料 1年次 3,000円/回 2年次 6,000円/回
・宿舎住宅 あり

◯研修の様子
初期臨床研修では「典型的症候を呈する日常的な疾患」を数多く診る事と同時に、診断へのプロセスの基礎をしっかり身につける事が非常に重要であると考えています。
診断へのプロセスは、まず病歴のみにより鑑別診断を列挙し、さらに詳細な病歴でその鑑別診断を絞込みます。
次に、身体所見によりさらに鑑別診断を絞り込み、どの検査をするべきか、どの検査はする意味がないかを考え、必要最小限の検査にて診断をつけます。(検査前確率の考察)
当院の初期臨床研修では、屋根瓦方式教育体制の下、この病歴聴取と身体診察に重きをおいた症例呈示・症例検討の訓練を日々励行しています。
また、救急車を断らない当院の救急救命センターは、ほぼ全てのジャンルの疾患が搬送されます。この環境は、まさにプライマリ・ケアの修得に適していると言えるでしょう。
「大リーガー医(Clinician-educator)招聘制度」や、出身大学に偏りのない「医局員構成」、全ての医師が一つの大部屋に席を置く「総合医局」は開かれた教育空間を作り出し、診療科の垣根を越えての研修を可能としています。

◯見学・マッチングの様子
救命救急センターを1日見学。見学日程は1週間以内であれば自由に決めることができる。朝の集合が7時と早い。朝・昼に必ずレクチャーがあり研修医から指導医まで様々な科の先生が集まって討論する。救命センターでは救急車は1日で20台くらい、ウォークインはその倍くらいやってくる。疾患も外傷、内科疾患さまざまで擦り傷からCPAまで全部くる。手が空いている人がまず対応する形式で、研修医もその一員として動き回るのでとても忙しい。検査のオーダーは一つ一つの必要性を考えさせられ、指導医に突っ込まれる。昼ごはんは地下にあるコンビニで買って食べるのが一般的。食べる時間がない時も多いらしい。看護師さんもやり手が多く、ちんたらしていると怒られる。冗談を言い合うような雰囲気では全くなく、若干空気が重たかった。
マッチングは一次審査(履歴書・小論文)があり、大体30人くらいに絞られる。二次審査では筆記試験・小論文・面接がある。筆記試験は国家試験よりも難しく、特に外科系では術式の細かいことまできかれる。50問で2時間くらい。USMLEみたいな英語の問題も10問ほど。小論文は「現代人にケータイ依存症が増えてきたが、その他に依存症に陥っていると思うもの」の様なテーマだった。面接は受験生3人と面接官7人(院長、副院長、教育部長、男女中堅医師2人、婦長、3年目後期研修医)の集団面接で30分。同じ質問を順番に回していく。履歴書も参考にしながら、時事ネタも聞いてくる。

病院名:神戸市立医療センター中央市民病院(兵庫県)
◯病院の特徴
「1次から3次まで、診療科・重症度によらずにすべて受け入れる」北米ER型救急を実践している神戸150万医療圏の最後の砦ともいえる病院。

・病床数 約700床
・電子カルテ あり
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数 659名(うち新患は57名)
・1日平均外来患者数 1,827名(うち新患は353名)
・1日平均救急車搬送患者数 87名(うち17名が入院)
・昨年度研修医採用人数 16人
・給与1年次 253,000万円/月(当直などの諸手当は除く、別途賞与あり)
・給与2年次 264,600万円/月(当直などの諸手当は除く、別途賞与あり)
・当直回数 1年次 5-6回/月 2年次3-4回/月
・当直料 1年次 1万円/回、2年次 2万円/回
・宿舎住宅 あり。2014年度中途に建て替わり、新しい寮に住める。

◯研修の様子
マッチングでは全コース一括で16人選ばれる。マッチ者は希望により以下のコースに振り分けを行う。
<全コース共通項目>
①4/1より10日間のオリエンテーション
②救急部・麻酔科を合わせて6ヶ月(救4麻2または救3麻3を選択)
③外科総合1ヶ月(外科系全科より1つ選択)もしくは精神科2週間
④2年次にて地域医療1ヶ月・精神科2週間
⑤①~④と以下の各コース別カリキュラムを除く残りの期間はすべて2年次の選択科に充てられる
<各コース別項目>
(標準コースA)内科5科(消化器・呼吸器・循環器・神経を1ヶ月+免疫血液・腎臓・糖尿内分泌代謝から1つ選び1ヶ月)
(標準コースB)内科5科(上記7つの内科より2つ選びそれぞれ1ヶ月+総合診療科3ヶ月)
(成長医療重点コース)内科は上のAまたはB形式で選択。さらに小児科・産科・新生児科のうち2~3科・合計8ヶ月(うち1ヶ月は院外研修)
(内科重点コース)7つの内科+総合診療科をそれぞれ1または2ヶ月・合計13ヶ月

病院はかなりきれいで、院内食堂・タリーズ・24時間営業のファミマなどいろいろとそろっている。
救急が売りの病院だけあって救急の研修は人気で、救急部には各科の先生だけでなく、救急専門の先生も一緒に診療するため、その研修の質は非常に高い、ただ、その忙しさも尋常じゃないほどで、昼夜問わず救急車がやってくる。(神戸大が救急受け入れを再開したので少しは緩和されるだろうが…)1学年16人と研修医の数は多いが、それ以上に症例数が多く、取り合いになる心配もなさそう。診療科・重症度に問わず受け入れるため何でも見れるのが魅力だが、逆に、何でも来るため最初はてんてこ舞いになるそうだ。
1年目は必ず上級医のフィードバックを受けるため、勉強になり、決断能力も付きそう。帰してはいけない患者を間違って帰そうとしても上の先生が止めてくれる安心感はある。(もちろんあとでお叱りを受けるだろうが…)
なお、1年目でかなりの症例数を経験するため、2年目になると初期診療は結構任される。(もちろん手に負えないときは上級医にコンサルトできる)
なお、救急や一部の外科を除く診療科については忙殺されるほどではないようで、自分の時間を持てることも多い。京大系の病院ではあるが、他大出身の先生も多く、学閥を気にする必要はない。また、病院周辺は先端医療センターなど医療研究施設が多く、大学に匹敵する専門的な研修も期待できる。
初期研修医だけの部屋が用意されており人数も多いので和気あいあいとしていた。研修医の先生の意識も高く、勉強会への参加も積極的。また関西圏の研修医どうしでの勉強会もあるため、いろいろな人と知り合えるのも魅力的。
ここで研修していた九大の先生に話を聞くと、「救急の最初はホントに大変だったけど、総合すると楽しい研修だったし、初期が中央市民でよかった」とのこと。オンオフもしっかりしていそうだし、充実した研修になると思う。

◯見学・マッチングの様子
<見学>見学プログラムが長期休みのときにあり、最短2日・最長5日の見学ができる。申し込みは病院のサイトより。診療科は好きなところを選べる。だいたいどの科も外れはない。人気なので申し込みは早めに行うべき。ただし、人気病院のため神戸までの交通費は自腹で出さないといけない。ホテルは病院がとってくれ、一部病院が負担してくれる。なお、負担してくれるのは見学前日から最終日チェックアウトまでなので、見学終了日以降の分はすべて自己負担になる。とはいえ、博多~新神戸は新幹線で2時間半かかるので直帰は疲れるし、せっかく神戸に来たなら観光すべきだし、どうせ一泊2,000円が4,500円になるだけなので、一泊するのも普通にアリだと思う。
1日目は救急の先生や研修医の先生の話を聞いた後に救急部の見学がある。診療科見学は2日目以降で、後期研修医の先生が連れて行ってくれる。希望があれば回っている初期研修医の先生にも話を聞くことはできる。遠方からきた学生にはかなりの歓迎ムードだったりする。
なお、研修医の先生に頼めばマッチングの過去問をもらうこともできる。また、勉強会にも参加させてもらえるうえ、その勉強会には有名な先生もいらっしゃるので、ここでの研修にも魅力を感じた。
不満があるとすれば、病院の場所がポートアイランドなので周りに何もないこと(遊びに行くならます三宮に出る必要がある、すぐそばを走るポートライナーを使えば10分で行ける距離だけど…)、食堂が500円と意外に高いこと、くらいかな…
<マッチング>
(申し込みについて)願書は病院に郵便で申し込む必要がある(140円かかる)が、書類は一通しか送られてこないので失敗すると再請求しなければならないので、下書きをするなど、かなり慎重に書く必要がある。願書は志望動機・将来の進路を書く。特に趣味や資格などを書く欄はない。
(試験について)筆記と面接があり、筆記に合格したものだけが午後の面接を受けられる。ただ、今は受験者が減っているため、ほぼみんな面接まで試験を受けられる。当日は8時半集合なので、結構疲れます。
①筆記:学科(医学系全科)と英語に分かれる。
<学科(8:45~10:35、100問100点・正味110分)>
すべての科から出題される。すべて客観式であり、大多数は5肢択一である。メジャー・救急・小児・産婦がそれぞれ5問くらい、マイナーがそれぞれ2問くらい。学生レベルを超える難しさの割に時間があまりかけられない試験。ただ、中には簡単な問題もあるしちゃんと勉強していれば半分は取れるような気もする。マイナーや小児・産婦・救急は得点源になりやすい。過去問は見学時にもらえるので難易度を知る上で役に立つし、過去問ベースの出題をしてくる診療科もある。ただ、大体が真新しい問題になので、過去問・QB・予備校テキスト・イヤーノート、くらいしかアドバイスできず、これといった対策が立てにくい。逆にいえばみんなできないので問題ないのかも…
<英語(10:55~11:45、20問20点・正味50分)>
4つの文章題があり、それぞれ5問ずつの出題。すべて客観式または○×形式。学科に比べると簡単だが時間が足りないので、要は速読できるかどうかの問題。学科に比べると得点も少ないが、実は英語の方が合否を決めるのに重要なんじゃないかと思われる。京大生が多くマッチするのも英語をほぼ満点ちゃんととるから、といった説もある。(大学受験時の英語力の差?)
なので、マッチしたいなら英語は満点近くの高得点をとるのが望ましい。
②面接(受験生1対面接官6、一人当たり6分程度)
13時半より。遠方の受験生が優先されるというわけでもないらしく、要するに早く願書を提出すれば早めに面接を終えられる。最初に1分間自己アピールがあり、時間が大幅にずれると減点のおそれがあり、できるだけちょうどになるように準備をしておくべき。(自分は2日前に準備しておいた)
なお、自己アピールに対して突っ込んでくることはほとんどないと思われる。
その後、願書にそって面接は進むが、そこまで細かいことは聞かれない。ただ、書いた内容については正確に答えられるようにしておかないと話のつじつまが合わなくなる。合わせて提出した成績証明書に関する質問もあった。
なお、この病院はほとんど学科の成績の順でマッチング登録され、面接が始まるころには面接官に成績順位が分かるため、その出来によって面接の雰囲気も変わってくるのではないかと思う。なので、穏やかに進んでいるなら自信をもって面接に臨めばいいと思う。多少言葉が詰まってもそこまでマッチには影響しないし、うまいことを話してもマッチに結び付くわけではない。

山口赤十字病院(山口県)
○病院の特徴
災害拠点病院、周産期母子医療センター、小児救急医療拠点病院、がん診療連携拠点病院(緩和ケア病棟あり)としての役割も持つ総合病院である。月・火・水曜と、土・日・祝日の当番日(他2病院との輪番制)のみ2次救急指定病院で、残りの日は1次救急のみ。ただし、小児科は随時2次救急体制である。
・病床数 475床
・電子カルテ なし
・救急指定 2次救急
・1日平均入院患者数 399名
・1日平均外来患者数 718名
・1日平均救急車搬送患者数 名
・昨年度研修医採用人数 1人?(定員3人)
・給与1年次 350,000円/月 (+賞与:夏 200,000円、冬 300,000円)
・給与2年次 380,000円/月 (+賞与:夏 250,000円、冬 350,000円)
・当直回数 4回/月
・当直料 あり( 円/回)
・宿舎住宅 あり
◯研修の様子
定員は基幹型(山口日赤2年)が3名+山口大学病院からのたすき掛けで2名。
1年目は内科がまとめて6ヵ月(科ごとに分けない)、救急部門3ヵ月、選択必修3ヵ月。希望者は救急の3ヵ月を和歌山医療センター(3次救急病院)で行える。2年目は地域医療1ヵ月、あとは選択。研修医数が少ないので、研修プログラムの組み立てについては各研修医の希望に添ってかなり柔軟に対応してくれる。比較的のんびりした印象。昨年から日中の外来にも上の先生について入るようになった。内科は先生によって指導にムラがあるようだが、小児科・マイナー系は悪くないらしい。
○見学・マッチングの様子
見学時に履歴書持参で院長先生との面接あり。とても穏やかな院長先生で、あまり突っ込んだことは聞かれない。和やかにお話ししただけで終わった。マッチング試験はそれだけで、あまり準備がいらない。マッチングの時期にあくせくしたくない人にはおすすめ。交通費およびホテル代はすべて支給してもらえる。交通の便はあまりよくない。

県立宮崎病院(宮崎県)
◯病院の特徴
宮崎県の中核病院としての役割を担っており、総合病院として循環器センター、脳神経センター、がん治療センター、小児医療センター、精神医療センター、救命救急センターを設置している。救命救急科は平成24年4月に新設された科であるため、診療実績はまだない。また、平成24年から県立宮崎病院、県立延岡病院、県立日南病院の3県立病院をローテーションする「宮崎県立病院群フェニックスプログラム」が新たに設けられた。
・病床数 653床
・電子カルテ あり
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数 420名
・1日平均外来患者数 650名
・1日平均救急車搬送患者数 5名
・昨年度研修医採用人数 9人
・給与1年次 306,000円/月(時間外手当、当直手当は別途支給)
・給与2年次 322,000円/月
・当直回数 3~4回/月
・当直料 15,000円/回
・宿舎住宅 なし(住居手当てあり)

◯研修の様子
比較的和やかな雰囲気。救命救急に関しては設置されてまもないので、見学した時点(平成24年度)では若干手探り感があった。救急の先生が沖縄中部病院から来た方で、当院の救急の質を沖縄中部病院と同じ水準まで上げると熱く語っていた。徐々に救急車の受け入れ地域を拡大して行く方針らしい。
◯見学・マッチングの様子
1日、または救急で一泊。
マッチングでは小論文(800字以内、テーマは「めざす医師像」「インフォームドコンセント」「地域医療」のいずれか)を事前に提出し、面談ではそれと履歴書をもとに3人の面接官に質問される。志望理由や大学での活動など一般的なことを聞かれる。終始和やかな雰囲気。

 

 

栃木県済生会宇都宮病院(栃木県)
◯病院の特徴
救命救急センター、脳卒中センター、母子医療センターなどを有し、栃木県有数の地域基幹病院として重要な役割を果たす総合病院。
・病床数644床
・電子カルテ あり
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数 618 名
・1日平均外来患者数 1,332 名
・1日平均救急車搬送患者数 14名
・昨年度研修医採用人数人
・給与1年次 320,000円/月
・給与2年次 350,000円/月(賞与含む、院内待機手当別途支給)
・当直回数 1年次、2年次 平均 3~4回/月
・当直料 1年次、2年次ともに 15,000 円/回
・宿舎住宅 あり

◯研修の様子
栃木県救命救急センターが併設され、また、地域医師会が運営する夜間休日救急診療所の後方病院としての役割を果たしており、救急医療・急性期医療を中心としたプライマリ・ケアを重視する病院であり、1年次からその指導に力を入れている。
毎週水曜日の朝に研修医の勉強会も実施されており、勉強する機会もあるとのこと。

◯見学・マッチングの様子
見学時間帯や科について希望を伝えやすい。場合によっては、実際に病院に行ってから研修医に尋ねると、他の科も加えて見学させてもらえることもある。
交通費は出ないが、寮を宿泊施設として使わせてもらえる。

済生会横浜市東部病院(神奈川県)
◯病院の特徴
横浜市の中核病院として、そして済生会の病院として、救命救急センター・集中治療センターなどを中心とした急性期医療および種々の高度専門医療を中心に提供する病院。このような急性期病院でありながら、横浜市の政策的医療の一貫としてハード救急も担う精神科、重症心身障害児(者)施設も併設されている。
・病床数560床
・電子カルテ あり
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数 44.5 名
・1日平均外来患者数 957 名
・年間平均救急車搬送患者数 15名
・昨年度研修医採用人数人 7名
・給与1年次 320,000円/月
・給与2年次 360,000円/月(賞与含む、院内待機手当別途支給)
・当直回数 1年次、2年次 平均 3~4回/月
・当直料 1年次、2年次ともに 15,000 円/回
・宿舎住宅 あり

◯研修の様子
救急医療やプライマリケアはいかなる領域を専門にするにしても習得すべき分野として、プライマリケアのできる臨床医の育成を基本目標としている。また、チーム医療や地域医療連携や全人的医療、探究心・研究マインドを重視して、研修医の育成を行っている。

◯見学・マッチングの様子
見学を希望した科を回っている初期研修医の一日の業務を見学する。半日でも救急を見学することをお勧めする。

北海道厚生連 帯広厚生病院(北海道)

◯病院の特徴

帯広厚生病院は診療科23科、病床数748床と北海道では5指に入る病院である。帯広市内はもとより、十勝地方の基幹病院として地域医療確保の使命を果たし、道東一円の広域圏において当院の使命である農村地域健康管理活動を実践して業績を挙げている。病院所在地は、]R帯広駅北口より北西方向に約800m,帯広市内中心部で市役所の斜め向かいに位置し、交通をはじめ便利な場所に位置している。帯広市内を離れると広大な十勝平野と日高山系が望め、四季の素晴らしい豊かな自然景観を楽しめる。

・病床数727床
・電子カルテあり
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数 699名
・1日平均外来患者数 名
・1日平均救急車搬送患者数 10名
・昨年度研修医採用人数 10人
・給与1年次 500.000円/月
・給与2年次 530.000円/月()

・当直回数 1年次4回/月 2年次回4回/月
・当直料 1年次2年次  13,400円/回
・宿舎住宅 24軒用意 入居不可の場合アパート斡旋()

◯研修の様子
教育をしっかりしてくれそうな病院。北大系列で先生がちゃんとしてます。問診、簡単な救急は研修医が全部やってフィードバックもちゃんとある。給料高い、家賃安い。

◯見学・マッチングの様子
マッチングは小論文と面接。テーマ「臨床実習で一番印象に残ったこと」試験管は4人学生一人。なんで北海道なのか。医師にとって看護師とは?学生生活で得たものはなど聞かれる。

北見赤十字病院(北海道)

◯病院の特徴

北見赤十字病院は、地域の基幹病院として、地方センター病院、救命救急センターの役割を担っている急性期病院であり、有効な初期研修をするには好適な環境にある。また、情報面において十分なインターネット環境整備が整い、地域性を感じさせないほど電子化が進み、入院・外来とも電子カルテ運用。さらに待遇面においても研修に専念できるよう配慮されており、プライマリ・ケアの基本的な診療能力を集中して身につけられる。

・病床数680床
・電子カルテあり
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数 495名
・1日平均外来患者数 1187名
・1日平均救急車搬送患者数 7名
・昨年度研修医採用人数 5人

・給与1年次 500.000円/月
・給与2年次 550,000円/月()

・当直回数 1年次5~7 回/月 2年次1~2回/月
・当直料 1年次 なし 2年次 4万円/回
・宿舎住宅 病院近くのマンションを用意(在宅手当2万8千円支給)

◯研修の様子
人気がないので、研修医に合わせてプログラムを作ってくれる。

◯見学・マッチングの様子

試験管3人学生一人の面接
今年は人気が大分回復して多くの人数が受験しているらしく、これまでの希望すれば絶対受かるというのでは無くなってしまいそう。絶対に受かりたいなら2回行くレジナビや見学で先生方に顔を覚えてもらうなどの対策が必要になるかもしれない。お薦めは5年生と6年生で1回ずつ旅行がてらに見学にいくこと。

いつでもマッチングは受けられる。

竹田総合病院(福島県)

◯病院の特徴

昔は会津最後の砦とも言われる頼れる巨大病院であり、東大・東北大をはじめ全国から修行の一環として多くの医師達が派遣されていたが、今や会津若松市の人口12万人に対して9oo床クラスの病院が3つ存在し、その存在感は薄れつつある。病棟をリニューアルし、ダビンチの導入など存在感の回復に務める一方で、地元・福島県立医科大との連携を深め、安定した医局運営を目指す。なお放射線被害はない地域である。

・病床数 897床
・電子カルテ あり
・救急指定 2次救急
・1日平均入院患者数 名
・1日平均外来患者数 名
・1日平均救急車搬送患者数 12名
・昨年度研修医採用人数 8人

・給与1年次 472,050円/月
・給与2年次 500,400円/月

・当直回数 1年次 月5回(9月から) 2年次 月5回 (0:00終了 約半数が小児)
・当直料 1年次2年次 準夜20000円/回 日直30000円/回
・宿舎住宅 3万5千円住宅手当支給
◯研修の様子
忙しいときは忙しく、ヒマな時はヒマという様子。各々の研修医は楽しそうにしている。小児科や精神科は会津地方の中では強いが、救急においては、救急の専門の先生がいるわけではなく、あまり良い研修にならないのでそこは自分で勉強しなければならないとのこと。飲み会は地元・福島県立医科大勢がさすがといったところ。

◯見学・マッチングの様子
見学に行く前にフォームに書き込むと1日でも2日でも柔軟に対応してくれる。また交通費も5万円支給されホテルをとってくれるので非常に行きやすい。マッチングにおいては適正検査と面接でさまざまなことを聞かれるが大した中身はない。昨年度の8人全て福島県立医科大出身であったこともあり、将来も務めてくれるであろう福島県立医科大学の人間を優先的に取りたいのかもしれない。

水戸赤十字病院(茨城県)

◯病院の特徴

水戸赤十字病院は、茨城県の県庁所在地である水戸市を包括する水戸診療圏を担い、大正12年に県内唯一の総合病院として開設以来、今日まで地域の病院として広く県民に質の高い医療を提供してきました。平成9年には県内災害医療の拠点となる「基幹災害医療センターの」指定を受け、本館屋上にヘリポートを設置して県内医療機関からの患者受け入れに対応することとしています。当院は、地域中核病院として質の高い医療を提供するとともに、医師会と連携し地域医療機関の紹介患者を積極的に受け入れ、病診連携の基幹病院の役割を担っています。また、近年の地域の産科、小児科医師不足の中で積極的な患者受け入れに努めています。

・病床数 510床
・電子カルテ オーダリングのみ
・救急指定 2次救急
・1日平均入院患者数 338名
・1日平均外来患者数 913名
・1日平均救急車搬送患者数 4名
・昨年度研修医採用人数 1人
・給与1年次 400000円/月(さらに賞与200000円)
・給与2年次 450000円/月(さらに賞与200000円)

・当直回数 1年次 4回/月 2年次4回/月
・当直料 1年次2年次  3万円/回
・宿舎住宅 あり (単身用補助あり)

◯研修の様子
強い科は神経内科と外科。外科は外科出張で人気No.1しいて言うなら神経内科は優れています。他大学の医局でいいなら産婦人科は水戸市でダントツトップ。ウロもいいです。麻酔科も。

救急はないと考えてください。1日平均救急車が1名ぐらいでそれも日中にきます。逆に当直は寝るだけ。

地方の基幹病院だし、上の先生があまり多くないので手技をたくさんやらせてくれそうだと思ったので。あと研修医の数が多すぎるのは嫌だったので研修医が少ないというのもいいなと思いました。

◯見学・マッチングの様子

小論文、面接。

見学に行った時に院長先生と副院長先生とたくさん話したら面接試験を免除されました。

大事なのはコネ。なければ通らないでしょう。

足利赤十字病院(栃木県)

◯病院の特徴

1949年に設立され、足利市を中心とする両毛医療圏(人口約80万人)の中核病院である。1996年11月に指定を受けた救命救急センターと手術室病棟を地上8階建の新棟に併設、稼動を開始し、614床を有する総合病院である。実態として1次医療から3次医療まで併せ持つ高機能病院として県内外の医療ニーズに対応している。また、足利赤十字病院は、両毛医療圏における地域唯一の急性期病院である。栃木県南西部に位置し、その医療圏は栃木県の佐野市、群馬県では桐生市、館林市に及んでいる。その医療圏の中で本院は、地域中核病院として最先端機器及び技術を駆使した高度総合診療施設である。地域医療機関との密接な病診連携を縦横に結び、24時間体制で救命救急センターを整備し、急’性期疾患に対してチーム医療で迅速に対応し、高度な質の高い安全な医療を提供している。また、2010年に新病棟が竣工した。

・病床数555床
・電子カルテ あり
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数 475名
・1日平均外来患者数 991名
・1日平均救急車搬送患者数 9名
・昨年度研修医採用人数 4人

・給与1年次 330,000円/月 (さらに賞与44万円)
・給与2年次 350,000円/月(さらに賞与70万円)

・当直回数 1年次 3~4回/月 2年次3~4回/月
・当直料 1年次 平日4000円/回 土曜9000円 日曜10000円/回 2年次は倍
・宿舎住宅 あり(家賃共益費25000円)

◯研修の様子

7月から病棟が新しくなり、本当に綺麗だし、最先端の施設が多く入ってる。待遇は良い、デューテイーはミニマムな感じだがやる気次第。救急に関しては、日本の救急に大本山である日医から指導医が来ており救急志望の人には良いかもしれない。3次救急。内科は研修医の腕にかかってくる。循環カテーテルできる。外科はMK、ヘルニアの執刀ができる。外科手技が豊富。やる気次第なのでガッチリ形の作られたプログラムに沿ってやりたいタイプの人には向かないかも。かなり大きな病院でありながらあえて研修医の数を減らしているので学生との距離が近く色々と融通がきく。都内から1時間ほどだがやっぱり都会ではない。場所さえ考えなければすごい良い病院だとおもいます。指導が良い。

◯見学・マッチングの様子

マッチングは小論文と面接。小論文テーマ「理想の医師像」(60分800字) 試験管は3人。第一志望にしたと言うととってくれる。そうでなければ取ってくれない印象。

済生会宇都宮病院(栃木県)

◯病院の特徴

当院は、栃木県救命救急センターが併設され、また、地域医師会救急診療所の後方病院としての役割を果たす地域の中核病院で、1次より3次に至る救急疾患を扱う頻度が高く、入院例は重症例、急性疾患の占める割合がきわめて高い。さらに、様々な患者さんが地域医療機関から紹介されてきますので、common diseaseから重症例・急性期疾患を含む多種多様な患者さんを診察していますので、初期臨床研修医教育もcommon diseaseを中心に急性期疾患のプライマリ・ケアを重視し、広い視野を持った第一線の臨床家としての知識、技術、態度の育成に力を入れている。

・病床数644床
・電子カルテオーダリングのみ
・救急指定 3次救急
・1日平均入院患者数 619名
・1日平均外来患者数 1415名
・1日平均救急車搬送患者数 14名
・昨年度研修医採用人数 12人

・給与1年次 320,000円/月+賞与600,000円/年
・給与2年次 350,000円/月+賞与600,000円/年

・当直回数 4回/月
・当直料 1年次2年次  15,000円/回
・宿舎住宅 あり(家賃30,000円)

◯研修の様子

外科系といわれているが内科外科両方強い。救急がいい。各科が充実している。

みんなで切磋琢磨して、お互いのレベルアップを図ろうという意気込みがすごく感じられる。研修医主導の勉強会等があり、研修医の意識は高い。二年目に救急の当直はほとんど任せられるくらい、救急のレベルは高くなる。指導医との壁が低く積極的にいけば教えてくれそう。研修医は体育会系でやる気にあふれている。元主将が圧倒的に多い。指導医は人によるが基本熱心。オンオフの切り替えが上手。慶應出身が多い。救急の症例が豊富。外科はハイパー。循環器、小児科もいいらしい。病院の周りの街は田舎。研修医が1学年12人いて、2年目が1年目に教えるという屋根瓦式がしっかりとしている。設備がいい。小児科2ヶ月マスト、麻酔科2ヶ月マストなどこだわりがある。

◯見学の様子

人事課の人にはちゃんと挨拶・お礼をする。狙うなら外科で2回以上見学。当直すると夜に救急で手技をやらせてもらえることと次の日の午前中も見学できるので、3つの科を見ることができてアピールポイントになる。

◯マッチングの様子

小論文、面接。テーマ「薬剤アレルギーの既往を確認せずに患者さんに抗がん剤を投与した後に全身の皮膚が赤くなった。この後の判断と行動について述べよ(具体的な治療については記載不要)」「理想の医師像」「目指す医師」「医師としての人生を歩んでいく上で一番大切にしたいこと、どんな医師になりたいか」(30分、800字)面接の内容:なぜ医師をめざしたのか。人生において最も影響を受けた人は。医師にとって一番大切なことは。自己PR30秒。

対策:履歴書は適当に書くと突っ込まれる。見学の回数やどこを見たかはリスト化されているので回数が多いことにこしたことはない。過去問は必ずチェックし答えを用意しておくとかなり楽。体力をアピール。ハキハキ元気よく答えると好印象。

佐野厚生総合病院(栃木県)

2003年3月に新築移転した、最新設備を有する広くてきれいな病院。温暖な気候と豊かな自然と文化に恵まれた比較的災害の少ない地域だが、都内へも東北道にて1時間程度でアクセスできる交通の便もある。佐野市、足利市、下都賀郡一円のプライマリ・ケアを実践しているとともに、2次救急医療機関、がん診療連携拠点病院として広範囲な診療を行っている。一方で療養型病床、回復期リハビリテーション病床をはじめ、総合病院としては稀な精神科病床を有し、施設内には健康管理センター(ドック)、訪問看護ステーション、在宅介護支援センターも設置され、予防-急性疾患-慢性疾患-在宅・社会復帰にわたるほぼすべてのレベルを単独機関で包括する医療展開を行っている。

・病床数531床
・電子カルテ なし
・救急指定 2次救急

・1日平均入院患者数 469名
・1日平均外来患者数 1029名
・1日平均救急車搬送患者数 8名

・昨年度研修医採用人数 5人
・給与1年次 343,000円/月+646,000円/年
・給与2年次 360,000円/月+990,000円/年

・当直回数 3回/月
・当直料 1年次2年次  12,000円/回
・宿舎住宅 借り上げ住宅などにて対応 家賃補助40,000円

 

◯研修の様子

みんな優秀で意識が高く、かつ話しやすい雰囲気。仲良くやりながらもそれぞれのプライベートを大切にしてそう。院長が熱い。やりたいことは多分ほとんどやらせてもらえる。わがままいったらいっただけ研修に反映させてもらえる病院。ただ、特に強い希望もなく、できれば2年間過ごしたいという人にはむかないかもしれない。完全当直医制なので休みの日は自分の時間が持てる。屋根瓦式ではなく指導医にマンツーマンで教えてもらえる。病院がきれい。当直室がきれい。館林駅から先の電車は1時間に1本くらいしかないので注意。

見学・マッチングの様子

できれば2回くらい見学に行ってこの病院で是非研修したいという気持ちをアピールすることが大事。マッチングは面接のみ。志望理由、部活、何科になりたいか、など。行きたい意思をしっかりと示せば大丈夫。知識よりも基本的な礼儀を重んじる。

埼玉医科大学総合医療センター(埼玉県)

埼玉医科大学総合医療センターは、1985年6月14日に川越市に開設しました。埼玉医科大学にとっては、毛呂山町にある大学病院に続く2番目の病院施設です。「安全で質の高い医療を提供し、地域から信頼される医療機関を目指します」という理念を掲げ、優秀な医療スタッフにより、高度な医療を提供するという地域医療の中枢的役割を担っています。また大学病院として、医学生の卒前・卒後の臨床教育の場、さらには診療・研究の場としても大きな役割を果たしています。現在診療科目は、内科をはじめ23科目の診療を実施しており、ベッド数916床、外来患者は1日約2100人と、埼玉県内有数の規模の総合病院となっています。また、1999年3月31日には厚生省より高度救命救急センターの指定を受け、2000年4月1日より総合周産期母子医療センターを開設し、埼玉県の救急救命と周産期医療を支える病院として地域の方から大きな信頼をいただいています。

 

病床数 916床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 817名
1日平均外来患者数 2136名
1日平均救急車搬送患者数 14名
昨年度研修医採用人数 40人
給与1年次 250,000円/月
給与2年次 250,000円/月
当直回数 4~5回/月
当直料 3,300円/回
宿舎住宅 あり(月額20,000円)

研修の様子

救急、周産期医療は日本でもトップクラスの規模。病院は基本的に東大系。救急は全国に数少ない高度救急救命センターがあり、3次救急を担っている。ドクターヘリを運用している。ドクターヘリと高度救命がセットになっているのは関東ではここと前橋赤十字と東海大。救急科ERも併設しており、ここは1次、2次医療を担当している。とりあえず救急は全て学べる。総合周産期母子医療センターがあり、産婦人科、小児科を考えているならかなり勉強になるかも。特に救急と協力しての産科救急、小児救急も充実している。

見学・マッチングの様子

試験は面接。どうしてここを選んだのか、どういった科を将来希望しているかなど。60人の枠があるが30人ほどしか入らない。

埼玉済生会川口総合病院(埼玉県)

当院は、国公立病院と私立病院との中間にあたる公的病院に位置づけられている、全国に81病院ある恩賜財団済生会に属している病院のひとつです。また、当院は、埼玉県川口市を中心とする近隣約80万市民の健康を守る地域の中核病院で、病床数400床、医師数104名(研修医17名を含む)、平均在院日数約11.4日、紹介率85%の一般急性期病院で、PET-CT、 MRI,CT,PSA,ESWL,リニアック、RI等の最新設備を誇っています。診療科は、23科を擁し、いずれも地域の中心の科であり、地域医療支援病院としての病診連携も行っています。救急は内科系、外科系、産婦人科、小児科、脳外科の5科当直であり、他科の医師はオンコール体制となっています。また、夜間でも緊急手術を施行しています。医師、看護師のほか薬剤師、検査技師、放射線技師も毎日当直し、2次救急体制をとっています。東京の大学病院に行かなくとも川口市周辺の健康を当院で守れるとの意気込みで診療を行っています。

 

病床数 400床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 386名
1日平均外来患者数 1187名
1日平均救急車搬送患者数 8名

昨年度研修医採用人数 12
給与1年次 360,000円/月+賞与720,000円/年
給与2年次 400,000円/月+賞与800,000円/年
当直回数 3~4回/月

当直料 1年次平日12,000円/回、休日16,500円/回
2年次平日18,000円/回、休日28,000円/回
宿舎住宅 あり(単身ワンルーム40,000円、光熱費病院負担)

研修の様子
全体的に程よいまったり感がある。

見学・マッチングの様子
小論文、面接。テーマ「尊厳死」(120分、800字)例年圧迫面接もどきがある。全員が全員受けた後へこんでいた。

 

さいたま市立病院(埼玉県)

さいたま市立病院は1953年の開設以来、市民の健康保持に必要な医療を提供するために逐次整備と拡充を重ねてきた。2005年4月にさいたま市と岩槻市が合併し、120万人のさいたま市民に対応する中核病院となった。現在、周産期母子医療センター、がん診療連携拠点病院、病診連携用開放型病棟、災害拠点病院、NST稼動認定施設、感染症病棟、結核病棟を擁し、診療科17科、567床の2次救急告示病院として急性期疾患を取り扱っている。

病床数 567床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 2次救急

1日平均入院患者数 459.4名
1日平均外来患者数 1042名
1日平均救急車搬送患者数 18.5名
昨年度研修医採用人数 11人

給与1年次 330,000円/月
給与2年次 350,000円/月

当直回数 4回/月
当直料 10,000円/回
宿舎住宅 あり(単身用100戸)
研修の様子

雰囲気は適度に厳しいが、教育的で熱心な指導医の先生が多い印象。ほとんどが慶應生。教育がしっかりしている。選択期間もそれなりにある。内科は全部いい。特に循環器、呼吸器。家賃などを考えると給料はそんなに良くない。説明会が月に一回ずつぐらいある。多少必須科が多い。Common diseaseが豊富に見られる。雰囲気がいい。内科の先生が充実している。めちゃくちゃ手技をやらせてくれる訳ではない。学問の香りはあまりない。

 

見学・マッチングの様子

見学は見学会があり、そのときに志望科を伝えるので考えておいた方が良い。

マッチングは筆記、小論文、面接。筆記の内容は内科10問、外科3問、救急2問。筆記は半分くらい過去問。循環器は絶対でる。内科QBをやっていれば問題ない。ほとんど差はつかないかも。

小論文はテーマ「1次救急、2次救急、3次救急の区分について説明する」(100字)「救急車の適正利用について具体的にどうすれば良いか改善策を考えなさい」(300字)

面接はありがちなことばかり聞かれる。先生に顔を覚えてもらっていると少し話がスムーズになる印象。内科をしっかりやりたいです!というところがポイントらしい。時間は10分ぐらい。4月からの説明会には絶対行くべき。

 

国立病院機構 埼玉病院(埼玉県)

国立病院機構埼玉病院は、1941年に白子陸軍病院として創設され、 1945年から国立病院、2004年から独立行政法人国立病院機構病院となった。立地条件に恵まれ、最寄り駅は地下鉄や私鉄で都心に直結している人口増加地域である。循環器疾患とがんの診療を得意とする教育研修病院であり、1980年地方循環器病センターの指定、2007年地域医療支援病院の認定、2008年地域がん診療連携拠点病院、肝疾患診療連携拠点病院の指定を受けている。 2010年1月に新病院の建物がオープンし、きれいな職場環境に変わった。

病床数 350床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 311.5名
1日平均外来患者数 844.9名
1日平均救急車搬送患者数 5名

昨年度研修医採用人数 1人

給与1年次 330,000円/月
給与2年次 360,000円/月
当直回数 4回/月
当直料 平日10,000円/回 休日20,000円/回
宿舎住宅 あり(管理費5000円)

研修の様子

循環器内科、産婦人科が強い。カテ室と内視鏡が充実してる。雰囲気がよく、積極的に教えてくれる。全体的にのんびりしてて良い雰囲気。病院・宿舎が非常にきれい。指導医も研修医もコメディカルも優しい。研修医の希望に応じて手技や症例をなるべく多く経験させようという配慮がなされている。拘束時間と手技・症例などのバランスがいい。一通りの科はそろっている。食堂はあまりおいしくないらしい。救急科はない。

見学・マッチングの様子

小論文、面接。テーマ「臨床研修と自分の将来の専門分野について」(50~60分、1200字)「臨床研修で求める医師像」(50分、1200字)

面接:なんで他の病院ではなくこの病院を選んだのか結構突っ込まれる。志望科について。試験管6人に対して1人なのでまずびびらないこと。医学部の定員増についてどう考えるか。救急体制について。趣味について。初期研修で特にやりたいこと。部活。健康管理で気をつけていること。など。

さいたま赤十字病院(埼玉県)

埼玉県南地域における中核病院として、第3次救急医療を担う救命救急センターとしてICU・CCU等の施設を併設し高度診療機能を有するほか、災害拠点病院として地域に密着した医療を推進しております。また、健診センター等の施設も整備し、皆様の健康管理に努めるとともに、他の医療機関との連携を図った急性期医療を展開し、地域に根差した医療を提供しております。

・基幹型臨床研修指定病院(厚生労働省)
・救命救急センター(24時間体制)
・災害拠点病院
・地域がん診療拠点病院

病床数 605床
電子カルテ
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 600名
1日平均外来患者数 1366.8名
1日平均救急車搬送患者数 20名
昨年度研修医採用人数 8人

給与1年次 250,000円/月+賞与50,000円/年
給与2年次 300,000円/月+賞与200,000円/年

当直回数 4~5回/月
当直料 18,000円/回
宿舎住宅 なし(在宅手当28,000円)

 

研修の様子

地域の中核病院であるため救急が充実していて、かつ教育的であった。3次救急で研修医がバリバリ働いている。病床数の割に研修医の数が少なく自分でいろいろやれる。給料がまあまあ。

 

見学・マッチングの様子

見学は循環器内科や救急にいくとよい。試験は筆記、小論文、面接。筆記はメジャーからマルチョイ50問。小論文テーマ「意思の生涯教育について」「臓器移植について」(40分、800字)面接は志望理由、社会的関心事を3つ答える、看護師と仲良くできるかなど。バリバリ働きたい人を欲している。埼玉県民有利。

国立国際医療研究センター 国府台病院(千葉県)

国府台病院は、2010年4月1日より国立国際医療センターから独立行政法人国立国際医療研究センターとして組織改編しました。一般診療科及び肝炎・免疫などを主体に研究・診療するナショナルセンターとなり、肝炎・免疫研究センターも開設され人材確保にも成果が見られたため、一般診療科の診療・研究体制が充実してきました。一方、組織替え以前には診療の中核をなしていた精神科の病床は150床に縮小されたものの精神科医のマンパワーはそのまま温存されているため、より高度な精神科の診療・研究も実践されております。

 

病床数 364床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 272名
1日平均外来患者数 776名
1日平均救急車搬送患者数 5.4名

昨年度研修医採用人数 10人
給与1年次 376,000円/月
給与2年次 376,000円/月
当直回数 5回/月
当直料 20,000円/回
宿舎住宅 あり

研修の様子

内科・精神科系がそろっている。研修のプログラムなどはしっかりしていて、国際志向。研修医も非常に多い。給料が安い。当直が月に2回しかない。一年の当直は雑用ばかりらしい。

見学・マッチングの様子

筆記、面接。英語あり。筆記の内容は英語を読む、辞書持ち込み可。面接はそれぞれの科についての知識を聞かれる、マイナーもあるので面倒、志望動機、部活についてなど。集団面接より個人面接の方が重要らしい。

総合病院 国保 旭中央病院(千葉県)

干葉県東北部地域(東総地区)住民の健康を確保するために設立された地域基幹病院であり、医療、福祉、保健の連携を視野に入れ、救命救急センター、NICU、ターミナルケア、在宅看護、養護及び特別養護老人ホーム、老人保健施設、健診センターなどを備えて包括的な地域医療を行っている。剖検率が高いこと(2008年度233体)や、医師の学閥がないこと、1次から3次の救急患者に対して常時24時間応需の救命救急センターを持つこと、全医師が病院の敷地内または近接地に居住していること、なども大きな特色である。

病床数 956床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急

1日平均入院患者数 807名
1日平均外来患者数 3169名
1日平均救急車搬送患者数 17名
昨年度研修医採用人数 27人

給与1年次 402,334円/月
給与2年次 504,667円/月
当直回数 3回/月
当直料 1年次 11,000円/回 2年次 22,000円/回
宿舎住宅 あり(ワンルームマンション5,500~7,000円、世帯用マンション7,000~11,500円)

研修の様子

総合内科、救急が強い。剖検数が多い。研修医の雑談が全て医学の内容だった。とにかく忙しいが、あまり娯楽がないので寝る時間はキープできるとのこと。研修医同士の仲の良さはそこそこ。スーパーハイテンション。やたら元気。パワフル。体力勝負なところはある。野戦病院だけあって、研修医がきびきび働いていた。寮が病院の敷地内にあるので家にいてもPHSがなるくらい私生活がない。医師が不足しているので、上級医が付きっきりで教えてくれる感じでは全くな。完全待ち受け制なので、何かあったときには昼夜を問わずいつでもピッチがなる。救急では基本的にファーストタッチは研修医。そのほか科によっては研修医が外来をまわすことも。単にCommon diseaseをたくさんみれるだけでなく、自分で診断をつけて治療方針まで考える機会がある。なによりgeneralityが得られそう。
見学・マッチングの様子

見学は一泊二日で間に夜間当直が義務。体力を蓄えていくこと。救急の夜間実習は面白い。総合内科が大事らしい。

試験は筆記、英語、個人面接、グループ面接。筆記は肺水腫、筋性防御についての英文和訳など。合否にはほとんど関係しないという噂。小論文はテーマ「①志望理由②初期研修後どのような医師になっていたいか」(事前提出、①400字②800字)面接は午前に集団面接、午後に個人面接。集団面接は日本の医療問題に関して1人ずつ課題を出し、ジャンケンで話題を決める。かなりリラックスした雰囲気だったのでみんな自分なりの意見を言えた。個人面接は履歴書に沿った感じ+集団面接での発言へのつっこみ。雰囲気は和やか。

亀田総合病院(千葉県)

亀田総合病院は350年の歴史を持つ、千葉県南部の基幹病院です。スタッフ総数約3000人(医師、歯科医師約400人)を抱え、急性期医療から在宅医療、更には介護、福祉に至る様々なヘルスケアサービスを提供しています。

1995年に、世界に先駆けて電子カルテシステムの本格運用を開始、医療における徹底した情報活用を推進する国内でも希有の施設として知られています。また、ISO9001認証や日本医療機能評価機構の認定に加え、2009 年にはJCI(Joint Commission International)認証を日本で初めて取得するなど、診療部門を含めた医療サービス全般にわたる質の向上に、日々全力で取り組んでいます。

病床数 925床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急

1日平均入院患者数 760名
1日平均外来患者数 2500名
1日平均救急車搬送患者数 12.5名

昨年度研修医採用人数 21人
給与1年次 350,000円/月
給与2年次 400,000円/月
当直回数 3回/月
当直料 なし

宿舎住宅 あり(初期研修中は、原則として当院が準備する社宅を使用する。舎費・光熱水費などの維持費は、給与天引きにて徴収する。)
研修の様子

心臓外科、内科、感染症科が強い。研修医の雰囲気はめちゃくちゃいい。下に教えることがいいことっていう雰囲気。同じ医者としての立場からアドバイスがもらえ、ディスカッションが多いらしい。田舎が嫌な人は無理。海が近い。学ぶ側のことをこれほど考えてくれたプログラムは他にないと思います。教育熱心でモチベーションが高い人が多い。英語のカンファが多い。

 

見学・マッチングの様子

見学では必ず志望科の部長と会うので事前情報はしっかりと。見学回数を増やさないとマッチしないという噂ですが、希望する科がしっかり決まっていて、その科の先生に評価してもらえるかどうかが大事なようです。見学を受け入れる期間が限られている上に人気が高いので、常にホームページをチェックすること。

試験は筆記、小論文、面接。筆記は英語と日本語の選択肢問題。日本語の問題はかなり細かい。英語は特に難しくない。小論文は「将来のビジョン」(事前提出、1000字以内)面接は医者になりたい理由、将来の展望、これまでに挫折した経験、志望理由、併願病院について。英語でも同じような質問をされる。また。最後に必ず何か質問してくださいと言われる。

東京歯科大学 市川総合病院(千葉県)

東京歯科大学市川総合病院の母体である東京歯科大学は、本邦最初の歯科医学教育機関として1890年に創立された。開学以来120年の歴史の中で、同院は1946年に世界的にも類を見ない歯科単科大学の附属総合病院として設立された。設立の目的は歯学教育に一般医学教育を取り入れることであったが、その後、地域の総合病院として発展し、1992年には診療科 16科、ベッド数470床の新病院を開設、さらに2005年4月には、ICU、 CCU及び心臓血管外科が増設され総ベッド数は570床になり、名実ともに市川市の急性期医療を支える地域中核病院としての大きな役割を担っている。特に救急医療においては、同院の役割はこの数年でその重要度が急速に増し、救急車搬送患者数は1日約10名で、市川市ではもっとも多い患者数となっている。さらに、大学病院として基礎及び臨床研究も活発に行われており、学会発表なども積極的に行われている。

病床数 570床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 446名
1日平均外来患者数 1380名
1日平均救急車搬送患者数 10名
昨年度研修医採用人数 5人
給与1年次 300,000円/月
給与2年次 400,000円/月
当直回数 4回/月
当直料 1年次10,000円/回 2年次22,000円/回

宿舎住宅 あり(24,000円/月)

 

研修の様子

整形が有名。仲が良い。楽しそう。医者っぽくない。半分は慶應。食堂の飯うまい。寮がマジきれい。救急は専門の先生がいないので救急目指すならやめた方が良い。外科はえぐいらしい。二年目に11ヶ月も選択がある。

見学・マッチングの様子

見学では露骨なくらいのアピールをしたほうがいい。

試験は小論文、面接(グループ)。テーマ「マニュアルの功罪」「今まで心に残っている言葉」「二年間でやりたいこと」「自分が人にアピールできる強み」「研修病院に求めること」「新型インフルエンザ国内発生であなたが学んだこと」(60分、800字)面接は1時間から1時間半、志望科、最近読んで心に残った本、人付き合いについて、失敗した時、震災について思ったこと。自己アピール1分。挫折したこと。自分の弱点。看護についてどう思うか。などいろいろ。対策としては志望動機のテンプレ、とりしあえず自分を売り込むことが大事。医学的知識は必要ないのでとりあえず思った通り答えれば大丈夫。

 

永寿総合病院(東京都)

永寿総合病院は、ライフ・工クステンション、すなわち活動年齢の延長をめざして設立された医療機関で54年の歴史を有している。台東区の地域中核病院に指定されている台東区唯一の総合病院である。豊富な診療科と専門医をそろえ、1日900人前後の外来患者と400床の入院患者に対応している。ミックスケア病院で、急性期医療から社会生活に復帰するまでの療養医療まで、地域連携の中で中核的な役割を果たしている。また緩和ケア病棟も16床を有し、終末期医療にも対応し、地域医療に貢献すべく努力している。

病床数 400床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急

1日平均入院患者数 329名
1日平均外来患者数 749.7名
1日平均救急車搬送患者数 9.3名
昨年度研修医採用人数 2人

給与1年次 400,000円/月
給与2年次 450,000円/月

当直回数 3回/月
当直料 10,000円/回

宿舎住宅 あり(在宅手当:上限50,000円)

研修の様子

熱心な指導医もいるが全体的にはゆったりだと思います。時間外手当が上限なしとの噂。食堂は安くて美味。救急はあまり良くない。ほどよい病院。よく言えば自由、悪く言えば放置。手技は都内の割にたくさん経験できる。規模が大きすぎずほとんどの職員と親密になれる。

見学・マッチングの様子

試験は小論文、面接。小論文のテーマ「今までの人生をどう医師生活に生かすか」(60分、800字)「医師になって将来どういう生活を送りたいか」面接は志望理由、将来の志望科、医師という仕事についてどう思うか。部活について。アピールポイント。後期研修について。試験官は見学にきたか、レジ・ナビにきたかどうかチェックしている。院長先生は面接しないのであまりアピールする意味はなく、内科のそれぞれの科のトップが面接する。どうやったら受かりやすとかは特にない。

NTT東日本 関東病院(東京都)

1952年に電電公社の職域基幹病院として設立され、1986年春の保険医療機関の指定以来、地域医療への貢献にともなう患者数の増加でさらに豊かな臨床経験が得られると同時に、都内の病院としては緑豊かな立地条件に恵まれている。第一線病院と大学病院の長所とをあわせ持った病院である。

病床数 665床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急

1日平均入院患者数 481名
1日平均外来患者数 2165名
1日平均救急車搬送患者数 8名
昨年度研修医採用人数 12人

給与1年次 272,000円/月
給与2年次 272,000円/月

当直回数 3~4回/月
当直料 あり
宿舎住宅 あり(院内にレジデント宿舎完備、原則入居とする)

研修の様子

脳外科、神経内科が強い。まじめだが明るい。部活の主将経験者が多い。まじめ、仕事熱心。自分の時間もあるが、レジャーなどに費やす時間は少ない。QOLはそこそこ高いらしく、精神的に余裕のある感じ。忙しくない上に手技は結構できるので、満足度は高いとのこと。点滴は全て研修医がとる。基本的に内科外科が規模・指導医ともにしっかりしている。雑務がすくない。小児と救急は弱い。

見学・マッチングの様子

研修では独身なら基本的に寮に入ることになるので見学のときには寮を見ておくと良い。試験は筆記、面接。筆記は内科外科25問ずつの五者択一。超難しい。小児産婦マイナーなどはでません。外科は難しすぎるのできっと誰も解けません。面接は1次が個人面接、2次が集団面接。1次は一般的な内容で、雰囲気は淡々といった感じ。志望理由や研修プランの内容など結構深く聞いてくるので、しっかりと考えをまとめ、下調べしておいた方が良いでしょう。2次では「10年後の携帯電話について」「今回の震災の現状とこれから」などを集団討論。対策としてはQBのメジャーと整形を1.5周ぐらい。とにかく筆記で通らないと始まらない。見学すると面接で加点されるので必ず行きましょう。

江戸川病院(東京都)

江戸川病院は1932年の開院以来、地域に根ざした「医療と福祉のセンター」をめざし、東京医科歯科大学、慶應義塾大学、日本大学などと深い関係を持っている。臨床研修病院として優秀なスタッフを育成するとともに最先端の医療機器を導入。第2次救急医療機関として24時間対応で安心して受診でき、地域に溶け込んでいる。関連の老人福祉施設やケアセンターも充実しており、都東部随一の施設としてますますの充実を図っている。

病床数 368床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急

1日平均入院患者数 310名
1日平均外来患者数 890名
1日平均救急車搬送患者数 11名
昨年度研修医採用人数 4人

給与1年次 320,000円/月+賞与650,000円/年
給与2年次 400,000円/月+賞与650,000円/年

当直回数 1年次2~4回/月 2年次4~5回/月
当直料 1年次5,000円/回、2年次40,500円/回
宿舎住宅 あり(借上げ社宅)

研修の様子

循環器内科、整形外科が強い。研修医はハイポっぽいひとが多いかも。忙しさは割と自分で決めれる。やる気があればいろいろやらせてくれる。2年目は全部選択にしてよい。1つの科でもよい。アスリート枠があるらしい。体育会系の人は気に入られるかも。医体で活躍している人は受かりやすい。

見学・マッチングの様子

試験は面接。学歴の話、部活の話、成績の話。将来の進路。雑談。など。

大久保病院(東京都)

大久保病院では、腎医療、救急医療、リハビリテーション医療を重点医療とし、特に腎医療は人工透析装置25台を備え、2009年4月からは腎移植をスタートするなど腎センター機能の充実、強化を図っている。また、MRやCTなど高度医療機器を整備し、脳ドック、体外衝撃波結石破砕装置での結石治療などを行っている。

病床数 304床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急

1日平均入院患者数 252名
1日平均外来患者数 371名
1日平均救急車搬送患者数 9名
昨年度研修医採用人数 4人

給与1年次 308,000円/月
給与2年次 308,000円/月
当直回数 4回/月
当直料 2年次より12,200円/回
宿舎住宅 あり

研修の様子

腎臓内科が強い。立地、QOL、自由選択が幅広い。病院上階の寮に安く住める。

見学・マッチングの様子

試験は小論文、面接。テーマ「医療ミス」(90分、1000~1200字)

面接は志望動機、趣味、自分の長所、短所、なぜそう考えるのか。コメディカルとうまくやるには。内科メジャー疾患に関する問題(腎不全、心不全、急性腹症)。やや厳しめにつっこんでくる。対策としてはレビューブックをパラパラみた。歌舞伎町にもっと詳しくなるべき。口頭試問が合否を左右するらしい。面接が重要、小論は毎年医療ミス。成績証明書を送らなくて良い。9月中旬に内定のような手紙が来た。

萩窪病院(東京都)

平成20年春、心臓血管センターの解説にともない、循環器内科・心臓血管外科の検査及び手術件数が増加し救急車の来院件数も大幅に増加した。内科は循環器、消化器、内分泌を担当する医師がいるが、専門にこだわることなく、総合内科の体制を維持している。外科については、年間約279例の内視鏡手術を行っている。産婦人科の分娩数は年間379件ほどであり、子宮鏡下手術、腹腔鏡下手術も行っている。小児科は一般外来以外に、心臓・腎臓・神経外来を行っており、特に血液科には我が国最大の血友病センターがあり、全国より患者さまが来院する。

病床数 217床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急

1日平均入院患者数 165名
1日平均外来患者数 585名
1日平均救急車搬送患者数 7名
昨年度研修医採用人数 2人

給与1年次 330,000円/月
給与2年次 380,000円/月

当直回数 4回/月
当直料 10,000円/回

宿舎住宅 なし(在宅手当を支給、扶養家族あり15,000円、扶養家族なし10,000円)
研修の様子

見学のみ、救急がない、自由にはやらせてくれるらしくてQOLもかなり高そうなので研修生活以外もかなり充実させたい人にはおすすめでは。でも外科はえぐいらしい。

見学・マッチングの様子

試験は面接。大学生活について。なぜこの病院を志望したか。外科が強いらしいので外科の先生にアピールすべき。

河北総合病院(東京都)

同院は、1928年5月に開設し、79年間、杉並区52万人の中核病院として急性期の河北総合病院本院(315床)を中心に、河北総合病院分院 (76床)、河北リハビリテーション病院(135床)、在宅ケアセンター、透析センター(55床)、健診センター、看謹専門学校等、一連の医療施設を運営し、民間の医療機関としては都内屈指の規模で地域の総合的な医療活動に取り組んでいる。救急センター(ER)、CCU、ICUを有し、さまざまな救急疾患に対応するとともに、2008年2月から河北心臓病センター、脳卒中センターを立ち上げ、さらに多くの心臓、脳血管疾患の救急患者を受け入れる体

制を整備した。インターン制度があった時代から多くの研修医を受け入れ、1988年4月には民間病院として全国で3番目に厚生省による臨床研修病院の指定を受け、医師の臨床教育に力を注いできた。日本医療機能評価機構、プライバシーマークの認定を受けるなど、常に外部の第三者に評価される姿勢を持ち、職員の能力の向上に努め、安全で質の高いチーム医療を展開している。

病床数 315床

電子カルテ あり

救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 253名
1日平均外来患者数 357名
1日平均救急車搬送患者数 15名
昨年度研修医採用人数 11人
給与1年次 400,000円/月
給与2年次 400,000円/月

当直回数 4回/月
当直料 1年次0円/回 2年次 平日(宿直)20,000円、休日(日直)16,000円、休日(宿直)21,000円/回
宿舎住宅 あり(60,000~85,000円/回)

研修の様子

3年間のプログラム。なんでもやらせてもらえる印象。病棟に入院している人は全員研修医が分担して持つ。3年になると1人で持つようになり、処方の権限まである。なにより自分でガツガツ動き回れるのが良いところかも知れないが余りにまかされすぎる点があり若干指導が行き届いてない感もありました。ただ間違いなく忙しくて、そのかわりたくさん活きた症例を経験できるので3年間で力は確実につくと思われる。ここで燃え尽きないようにすることが重要。救急外来で自分が受け持つ症例を引っ張ってくると自分で手術できるため、研修医が非常に積極的。ちなみに内科プログラムを選択すれば、3年終了時に内科認定医を取得可能。厚生労働省のモデル病院で、医療費を下げるようにしており、患者は寝たきりのご老人が多い。

見学・マッチングの様子

試験は面接。面接の内容は、最初は当たり障りのないこと。徐々に個人の経歴にあわせた質問がくる。

北里大学 北里研究所病院(東京都)

臨床・教育・研究・危機管理を長期の基本方針として病院運営を行う。

(1)  臨床:急性期から終末期に至るまでの全人的医療を、職員個々の責任と相互の信頼に基づき、全職員が一体となって実現する。診療にあたっては、科学的根拠(EBM)のみならず患者の個性(NBM)の両者を重視する。また、地域の医療・福祉施設や関連医療機関、産業保健分野との連携を進め、地域医療の充実、疾病の予防および健康の増進に寄与する。

(2)教育:良質な卒前・卒後教育の環境を提供し、チーム医療に資する人材を育成することにより、現在・未来の医療に貢献する。

(3)研究:各職種による実学の精神に則った基礎研究・臨床研究を推進し、医療と医学の発展に尽くす。

(4)危機管理:患者と医療者の良好な信頼関係に基づく高いレベルの医療安全をめざし、すべての職種が協同して適切な安全管理を行う。

病床数 294床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 214名
1日平均外来患者数 1129名
1日平均救急車搬送患者数 5名
昨年度研修医採用人数 3人

給与1年次 204,600円/月+賞与200,000円/年
給与2年次 213,000円/月+賞与400,000円/年
当直回数 4回/月
当直料 1年次:平日3500円/回、土曜10,000円、日祭日12,000円/回、2年次:平日10,000円、土曜27,000円、日祭日37,000円/回
宿舎住宅 あり(ワンルームタイプ(単身用)、冷暖房完備)

研修の様子

内科の指導はしっかりしている。研修医にあわせた指導が受けられる。朝はそれほど決まっていない。その分遅くに回診とかがあるみたい。食堂は旨い。隣が北里大学ということもあり、図書館やup to dateとかは充実している。教育的で良い病院という印象。立地が良い。小児科・産婦人科は外(近くの日赤医療センター)で研修する。科の垣根がなくローテートに縛られず他科の患者も担当する。職種を越えて雰囲気がアットホーム。手技はそんなに多くはできない。上級医がしっかりした診断学を教えてくれる。

見学・マッチングの様子

試験は筆記、面接。英語もあり。筆記は60問ぐらいの5択問題。内科・外科・救急中心に全ての科が範囲だった気がします。英語は理系の長文10問くらい。試験は紙辞書持ち込み可。A面接は、医学的な問題1題(その日の午前にたまたまきた患者の心電図を渡されて読まされた。治療内容まで。)と、志望理由や医者を目指した理由などB面接は、履歴書内容に書いた内容について。学生時代の活動など。病院見学に来て印象に残ったことは。対策としてはできれば3日以上実習してサマリー提出。受験には見学が必須。

慶應義塾大学病院(東京都)

慶雁義塾大学医学部は1917年、世界的な細菌学者である北里柴三郎を学部長に迎え、慶雁義塾医学科として発足した。北里氏は当時の医学界が陥っていた各科分立による弊害を排するために、大教室制とも言える組織を導入、さらに基礎医学と臨床医学の連携を重視した。また、真に民衆の福祉に貢献する実学としての医学の実践をめざした。それから90余年、同学部は北里が示した理想の医学教育を追求、体現しながら、知識と技術、豊かな人間性を兼ね備えた信頼ある医療人の育成に努めている。

病床数 1061床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 918名
1日平均外来患者数 3793名
1日平均救急車搬送患者数 16名
昨年度研修医採用人数 47人

給与1年次 300,000円/月(当直料を含む)
給与2年次 300,000円/月

当直回数 3~4回/月
当直料 宿直18400円/回、土曜21000円、日祝19800円、日直10600円

宿舎住宅 あり(32部屋限定、月額19500円(光熱水費込み)、インターネット使用可、医科および歯科で共有)
研修の様子

科によって様々。可もなく不可もなく。様々な研修プログラムがある。研修医にとって内科はだめ。3年目、5年目の先生が病棟について患者さんを見るので研修医のいる意味は医療行為上では皆無だと思う。手技をやらせてもらえないという声が多い。マイナー科(小児科、産科など)を考えている人はおすすめ。マイナー科はどれも市中病院よりスタッフ・施設ともにしっかりしている。

見学・マッチングの様子

見学はどんな人が働いているのか気をつけて見る。試験は筆記、小論文、面接。英語もあり。Multiple choice30問ぐらい。クルズスのような内容。英語はNEJMの和訳。どの科もまんべんなく出る。たまにマニアックな問題もある。問題によって難易度に差があり、QBというより基礎診断学のようなイメージ。小論文は「あなたは医師であると同時にこの国の首相に選ばれました。あなたが首相であるという立場でこの国の医療の良い点、悪い点を挙げなさい」「因果応報ともう一つ何か四字熟語を選びそれについての自分の考えを書きなさい。」「ライフワークバランス」「5つの言葉(誇り、妥協、矛盾、限界、…)から3つ選んで解説」。小論は30分で800字なのでかなり大変。800字制限なのに850字の原稿を配ったりするので注意。面接では小論文に付箋を貼りまくってあって分析をかなりしていた様子。対策:基本的には履歴書を見ながらの面接だが、他の病院と比べ、深く掘り下げてくる感じだった。志望理由。自分の性格についての説明。将来どのような医師になりたいか。進みたい科。趣味について。筆記は簡単な問題は落とさないように。小論は時間が短いので5分くらいで構成を練って書き始める。

国際医療福祉大学 三田病院(東京都)

(1)「東京都認定がん診療病院」認定、最新医療機器と優秀な医師団による「がん治療」を推進 (2)心臓病センターが開設され、広く循環器疾患や代謝性疾患に対しても、高度な医療を提供 (3)リハビリテーションでは全国屈指のレベルにある国際医療福祉大学の特徴を生かした、同分野の充実 (4)真のチーム医療実践による質の高い医療の提供 (5)同じ港区内にある山王病院をはじめとした関連施設との連携による医療サービスの提供

病床数 291床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 なし

1日平均入院患者数 202名
1日平均外来患者数 809名
1日平均救急車搬送患者数 1名
昨年度研修医採用人数 5人

給与1年次 350,000円/月
給与2年次 400,000円/月
当直回数 5回/月
当直料 あり
宿舎住宅 なし

研修の様子

循環器内科がいい。心臓につよい。あとは麻酔科。オペ件数が多いので。救急は始まったばかりで2次。しかも救急外来からCT撮りに行くのにエレベーターに載る必要がある上エレベーターがなかなかこない。あと、放射線科医は専門医がいなかったはず。昔は楽と言われてきた三田病院だが最近は研修制度を変えてきているので今後大きく変わるかも。研修医の数が少ないので基本的にやりたいことができる。プログラムもかなり柔軟に組み替えてくれる。291床と少なめなので自分で勉強する時間が比較的持てる。科があまりなく2、3ヶ月は熱海か栃木に行かなくてはいけない。土曜に外来があるので休みは少ない。

見学・マッチングの様子

試験は小論文、面接。試験申し込みをしても「履歴書受理しました」的なメールがなく、試験直前になってはじめて連絡がくる。小論文は「都会と地方の医療の格差と今後のあり方」「医学部新設についてどう思うか」「臓器移植法改正案について」面接は試験官6人、看護師長や事務員さんの質問が変わっていてえぐい。医師としての将来プランを具体的にしておく。

国家公務員共済組合連合会 九段坂病院(東京都)

九段坂病院は小規模な病院です。そのため職員と患者さんとの触れ合う機会も多く、親しみのある関係を築くことが可能です。また、診療各科の連携、看護、放射線、臨床検査、薬剤、栄養、事務など各部門とのチームワークも密度濃く、機動性に富むものとすることができます。こうした小さな病院の持つよい特性を生かすよう努めています。また、大規模病院のようにすべての疾患を網羅して扱うことはできませんが、脊椎脊髄疾患、摂食障害では日本での最先端を走っています。これらを代表するように、各科それぞれが専門疾患診療を目指しています。疾患により、人的にも施設的にも当院で対応困難と判断すれば遅滞なく関連病院、関連診療所の協力を仰ぎ、すべての患者さんが最高の医療を享受できるよう心がけています。職員一人ひとりが医療人として高潔なこころざしのもとに、洗練した技術を身につけ、心をこめて職責を果たしますので、皆様にご満足いただける診療ができるものと確信しております。

病床数 212床
電子カルテ
救急指定 1次救急
1日平均入院患者数 10名
1日平均外来患者数 279名
1日平均救急車搬送患者数 0.3名
昨年度研修医採用人数 2人

給与1年次 300,000円/月+100,000円/年
給与2年次 300,000円/月+100,000円/年

当直回数 3回/月
当直料 あり
宿舎住宅 なし(在宅手当なし)

研修の様子

整形外科・心療内科が強い。ハイポなので自由。ただ歴代研修医は優秀な人が多い。学会発表、留学、大学院生との兼業など自由に自分でやりたいことをやっている。上級医が勉強好きな研修医が好きで、学会発表とか留学とかやる気さえあればいくらでもやらせてもらえる。外病院での研修期間が長い。4つぐらいの病院に行ける。

見学・マッチングの様子

試験は小論文、面接。小論文は「人生で最も感動したことを書け」(25分、字数制限無し)面接の内容は医師を目指したわけ、当院希望理由。併願病院。全部受かったらどの病院に行くのか。部活やっていたか。3年目以降のプラン。履歴書に書いたことに関していろいろ。対策として、質問の答えは明確に答えるべき。

JR東京総合病院(東京都)

JR東京総合病院は、]R新宿駅や代々木駅からごく近い至便な場所におきまして、患者いただけるように、ゆったりとした療養環境づくりに積極的に取り組んでおります。平成21年には、地域のニーズにお応えするために、東京都指定二次救急医療機関となるとともに、東京都脳卒中医療連携に加わりました。平成22年7月からはDPC対象病院となり、急性期病院として診療の充実と地域医療への貢献に努めているところです。急性期以外では、当院は回復期リハビリテーション病棟も有しており、区西南部リハビリテーション支援病院に指定されております。また、これまで「がん診療」では従来の集学的治療に加え、外来化学療法室の開設や緩和ケアチーム発足などを行い、がん診療拠点病院と同等の機能を有する高度ながん医療を提供できる病院として「東京都認定がん診療病院」に平成22年4月に認定されました。

病床数 448床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 321名
1日平均外来患者数 1380名
1日平均救急車搬送患者数 8.6名
昨年度研修医採用人数 7人
給与1年次 263,000円/月
給与2年次 268,300円/月
当直回数 2回/月
当直料 あり

宿舎住宅 単身用12戸:通勤時間(1時間半以上)等一定条件を満たしている場合に入寮可能。
研修の様子

研修医の雰囲気は良い。3時には業務が終わっている人も。よっぽど楽をしたい人でない限り行かない方が良いと思う。雰囲気がまったり。立地、科の充実、研修医室が良い。

見学・マッチングの様子

試験は筆記、小論文、面接。マルチョイ30問60分。正解は2つずつ。1つあってたら1点、両方合ってたら2点(マイナーからも1問ずつでるので、全体の中でのマイナーの割合が高い。)試験時間は1時間。小論文は「医学におけるサイエンスとアートを比較してのそれぞれの特徴」(50分、600~800字)「専門医制度について」(40分、600~800字)面接の内容:どうして希望したか。志望理由、経歴、性格、など一般的なこと当たり障りのない会話。面接の配点が高いらしい。筆記30点、小論15点、面接45点?

同愛記念病院(東京都)

同愛記念病院は東京墨東地区の基幹病院として16科425床(一般病床 395床、療養病床30床)で各科の緊密な連携のもと、地域に密着して機能を発揮している。また、開院当初より気管支瑞息をはじめとするアレルギー・呼吸器疾患の専門病院として知られ、成人、小児を問わず多くの実績と高い評価を受けてきた。外科系では内視鏡手術を各科で積極的に行っており、外科では胆石症など良性疾患ならびに消化器癌や肺癌に実施、整形外科では大相撲力士や他のスポーツ選手を中心に関節鏡視下手術は年間130例を越える。また、泌尿器科でも内視鏡手術が治療の主役となっており、腎・尿管結石破砕術も早くから手がけている。そして外来部門はCT、MRI、多目的血管造影装置等々の医療機器を利用し、各科が各種の専門外来を設け、きめ細かく対応している。特に生活習慣病、瑞息、睡眠時無呼吸、スポーツ、めまい、ストーマ、不妊、ED等々の専門外来は近隣の医療機関から期待されている。また、同一敷地内に30床の介護療養型病床、100床の特別義護老人ホーム(同愛記念ホーム)を併設して、今後高齢化が予想される地域社会のニーズにも対応している。

病床数 425床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 273名
1日平均外来患者数 1067名
1日平均救急車搬送患者数 6.2名

昨年度研修医採用人数 4人
給与1年次 300,000円/月
給与2年次 320,000円/月
当直回数 4回/月

当直料 1年次:平日5500円/回、土曜11,000円、日曜22,000円、2年次:平日11,000円、土曜16,500円、日曜27,500円/回

宿舎住宅 女子のみ対応可能(応相談)

研修の様子

見学・マッチングの様子

試験は筆記、小論文、面接。筆記はやや難しい。英語はない。面接は志望動機、将来の希望科など。

聖路加国際病院(東京都)

聖路加国際病院は、1902年(明治35年)の創立以来、キリスト教精神の下に患者の心と身体に寄り添う医療と看護を実践してきた。まだ「チーム医療」という概念が日本になかった時代から、専門性を結集した医療のあるべき姿を追求し、患者の疾患(disease)だけでなく、社会面・心理面を考慮したうえでの病気(illness)を診てきた。診療科や部署を越えたコンサルテーションを積極的に行い、情報を交換し、学び合いながら、チームとして成長しつづけている。また、1933年から米国式の医師臨床教育制度を日本で最初に導入した病院としても知られている。現在は臨床研修指定病院となり、日本における卒後医師臨床研修のモデルとされてきた。屋根瓦方式と呼ばれる教育研修を行い、若手から中堅、ベテランまで何重もの構造で教える体制が確立されている。常にさまざまな患者さんと向き合う日々の中、向学心の高い同僚たちから多くを学び、互いに影響を与え合い、挑戦を重ねられる環境が整っている。

病床数 520床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急

1日平均入院患者数 474名
1日平均外来患者数 2516名
1日平均救急車搬送患者数 20.8名

昨年度研修医採用人数 24人
給与1年次 300,000円/月
給与2年次 310,000円/月

当直回数 1年次2回/月、2年次4~5回/月
当直料 1年次なし、2年次10,000円/回
宿舎住宅 あり:研修期間は全寮制(月額30,000円)

研修の様子

医者の方はモチベーションが高くハイパー。市中病院にしてはアカデミックな印象。研修医2年目は特に忙しい。研修医のための部屋がなく、同期と話す機会がなさそう。外科行きたい人はやめた方が良い。入院患者より外科をまわっている初期研修医の数の方が多い時もある。研修医の仕事も他の市中病院とはかなり質が異なり、病棟管理が主になることから様々な症例に強くなれそうだった。症例が豊富で教育体制がしっかりしている。雰囲気が厳しいところは無理という人には向かない。

見学・マッチングの様子

見学は春夏に行われる。見学時の態度が評価されているとのこと。礼儀正しく、人当たりよく振る舞った方が良い。見学時に偉い先生と面談をする機会がある。見学は1週間以上なので春休みを使って行くべき。前もって申し込まないと定員オーバーになる。試験は筆記、面接。内科系50問、外科系50問合わせて100問を120分で解く。臨床問題が多いが、マイナー系の科からも幅広く問題がでる。産婦小児も普通にでる。QB内科を2周すること。英語の問題も出るが、USMLEを勉強する程ではない。医療系英単語を覚えておくと良い。

 

国立病院機構 東京医療センター(東京都)

東京医療センターの基本理念は「東京医療センターは患者の皆様と共に健康を考える医療を実践します。」というものです。この理念のもと、高いプロフェッショナリズムをもち、仲間と協調してチーム医療を実践できる医師を私たちは必要としています!以下が当院の特徴です。

・教育病院としての充実した研修環境:初期・後期ともに住居環境の整備は万全です。
近隣には大きな公園やカフェも多く、仕事のメリハリがつけられます。
・教育スタッフの充実:多くのスタッフが教育をしっかりと仕事の一つとして位置付け、研修者中心の教育環境があります。また、多くの仲間とともに、お互いが高めあい、研鑽する文化があります。

・東京城南地区の地域基幹病院と、各種専門科をもつ高次機能病院の両面性:専門的な診療と、実地のプライマリ・ケア診療の両方が同時にトレーニングでき、バランスの良く豊富な臨床経験が可能です。専門医取得への最短コースの臨床経験をつむことが可能です。
・  救命救急センターをもつ1〜3次救急への幅広い対応:年間約7000台の救急車に対応し、高い臨床能力を養うことができます。修了後、どこにいっても自信を持てる実力がつきます。
・  総合内科を中心とする、問題指向型医療:高い専門性とジェネラルな視点での全人的ケアをバランスよく両立させ、患者さんの問題解決に最短に対応できる診療体制があります。
・  日本を代表する感覚器センターと臨床研究基盤の充実:日本を代表する感覚器疾患の研究センターを有するとともに、各職員が臨床研究を実施し、論文発表までを支援する環境も整っている。

病床数 780床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 684名
1日平均外来患者数 1584名
1日平均救急車搬送患者数 17.3名
昨年度研修医採用人数 30人

給与1年次 320,000円/月
給与2年次 320,000円/月
当直回数 1年次3回/月、2年次4回/月
当直料 10,000円/回
宿舎住宅 あり(宿舎費は、単身用月額約8,000円、世帯用月額約20,000円、宿舎は敷地内にあり)

研修の様子

倍率は高いが研修医がみなブレインというわけではない。研修医同士は一緒に旅行に行く程仲がいい。学力というより人格で選ばれている感じがある。指導医の先生は食いつけばいろいろと教えてくれる感じ。病院の上に寮があるので夜は頻繁に呼ばれる。総合内科があるのが売り。Common diseaseを多く学べる。大学病院のような感じで先端医療も実施している。知識は磨かれるかもしれないが手技はあまりやらせてもらえないので技術は全く磨かれない。つまらない研修になるかもしれない。

見学・マッチングの様子

見学をどれくらいしたかが重要になってくる。試験は筆記、小論文、面接。筆記は大問1~9まであって1、2、9が英語の問題。5択問題と語句で答える問題がある。QBより難しい。時間も足りない。USMLE形式の問題が数問。論文と合わせて90分で時間がない。小論文のテーマ「医療における境界と限界について自分の意見を論ぜよ。」(筆記と合わせて90分、600字)「患者が不必要な検査や治療を要求してきたらどうするか」面接は個人面接10分、集団面接30分。個人面接は圧迫ではなく淡々と質問されるが、笑いが起こるような和やかさもなかった。内科のQBとそれぞれの疾患や症候などを簡単な医学用語を英語で分かるようにしておく。研修医の話では、採用にあたって主に求められているのは「協調性」とのこと。

東京警察病院(東京都)

東京警察病院は、82年の歴史を有し、歴史の中のさまざまな局面で、その社会的使命を果たしてきた伝統ある病院です。平成20年、千代田区飯田橋から中野区に新規移転して以来、地域の皆様のご支援を頂きながら、地域の中核病院としての基盤を築いてまいりました。

当院は、都心であるにもかかわらず《緑豊かな環境と、他にも羨ましがられるような素晴らしい施設、そして最新の医療機器と優秀なスタッフを有しております。東京警察病院は、「患者さまのためにある病院」、「人を診る病院」であるために、職員一人ひとりが、医療の質を高め、患者様に「安心と満足」をお届けするために、日夜努力してまいります。そして、多くの方々との触れあいの中で「自分自身が人間として育つ」ことを願いながら日々研讃してまいります。

病床数 415床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 249名
1日平均外来患者数 1055名
1日平均救急車搬送患者数 13.8名
昨年度研修医採用人数
給与1年次 304,204円/月
給与2年次 304,204円/月
当直回数 5回/月
当直料
宿舎住宅 なし(在宅手当6300円)
研修の様子

選択が長く志望科が決まっているとよい。内科は非常にドンマイそう。だたし救急車はたくさんくる。建物が新しい。救急科の雰囲気はよさそう。脳外科で有名な先生がいる。

見学・マッチングの様子

小論文、面接。テーマ「ポリクリで一番印象に残った症例につき医学的に論ぜよ。」(事前提出、1200字)面接:印象に残った症例について。見学の感想文はマッチングの面接時にチェックされる。志望理由、医者を目指した理由、将来の志望科、部活。本院を第何希望にしているか。

東京厚生年金病院(東京都)

都心の病院ではあるが,大学では経験できない豊富な症例数と実地指導スタッフを備えている。さらに看護部門は定評があり、多くの患者さんに信頼されている。意欲のある人を求める。

病床数 520床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 434名
1日平均外来患者数 1133名
1日平均救急車搬送患者数 11名
昨年度研修医採用人数 12人

給与1年次 239,000円/月
給与2年次 250,000円/月
当直回数 4回/月
当直料
宿舎住宅 あり、原則入居(単身用20,000円前後/月)
研修の様子

内科が強い。研修医、指導医は人柄が良さそうな感じ。いろんな大学のひとがいる、場所がいい。内科系は混合病棟。

見学・マッチングの様子

筆記、面接。英語論文のabstractの和訳を20分で。超速で書かないと終わらないです。辞書持ち込み可能だが調べる暇はほとんどない。乳がんのMRIを使ったスクリーニング。面接:若干圧迫面接。どうしてもここに行きたいというアピールがキモかも。面接内容は志望理由、将来の志望科、進路、部活、趣味など一般的なこと。

東京都済生会中央病院(東京都)

東京都済生会中央病院における医療の提供は社会奉仕の一環と位置づけられ、1915年の開設以来、患者中心の、しかも高度・良質な医療サービスの提供をモットーとし、各科連携のもと全職員が一致団結してEBMにもとづく総合診療を実践している。

同院は東京の中心に位置しているが、18年ほど前に病診連携室(地域医療センター)を立ち上げ地域基幹病院として中心的役割を果たすとともに、港区医師会との連携のもとでブライマリ・ケアの啓発、普及を促進し都市型2次医療圏モデルとなっている。また港区立特別養護老人ホーム2カ所を委託されており、診療内容はプライマリから2次までを幅広く網羅するものとなっている。

病床数 507床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 458名
1日平均外来患者数 1267名
1日平均救急車搬送患者数 10名
昨年度研修医採用人数 12人

給与1年次 300,000円/月
給与2年次 340,000円/月
当直回数 4~5回/月
当直料 12,800円/回

宿舎住宅 あり

研修の様子

内科が強い、手技たくさん、教育的。ちょっとハイパー。QOL重視ならやめた方がいい。研修医室でくつろいでいる人は誰もいない。みなさん病棟にいるんでしょう。給料が鬼のように安く、休日がない。N病棟という生活保護の人が入院する病棟があり、そこは研修医が中心となってがんばっている。(ちゃんとした指導のもと)研修医の役割が大きく、責任は大きい。忙しいのでそれなりの力はつくであろうが忙しいことに満足してしまっている人が散見された。指導医からのフィードバックに乏しく、研修医の方は自分で教科書を読んだりしていた。つまり症例から学んでいるものが少ない。

見学・マッチングの様子

見学:朝遅れないこと、返事は元気よく。見学時にかく感想文も点数に入る。

試験:小論文、面接

テーマ「医師と過労死について」「10年後、20年後の理想の医師像について」「改正臓器移植法」(15〜40分、400字)「あなたの今までの人生の中で最も精神的プレッシャーを受けたこと、どうやってそれに対処したか」(30分、600字)

面接:1次は2:1、二次は5:1。最初は1分間の自己PR。若干圧迫面接。
東京大学医学部付属病院(東京都)

東京大学医学部附属病院は多機能を備えた総合病院として、現在は12の診療科からなる内科部門、13科で構成される外科部門、7科の集合体である感覚・運動機能科部門、小児・周産・女性科部門、精神神経科部門、放射線科部門の6診療部門とそれらを横断的に支持する救急部、検査部、手術部、輸血部、病理部、薬剤部、看護部、事務部など36の部、センターおよび室により成り立っており、このような診療体制で特定機能病院として高度かつ先進的医療の実践が可能となっている。
病床数 1210床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 1068名
1日平均外来患者数 3283名
1日平均救急車搬送患者数 13名

昨年度研修医採用人数
給与1年次 252,000円/月
給与2年次 262,500円/月

当直回数 1年次なし、2年次5回/月
当直料 1年次なし、2年次7,000円/回
宿舎住宅 あり

研修の様子

まったりしている。業務に追われて毎日帰れない、なんてことは最近はないようだ。図書館も体育施設も近くにあるし、繁華街もすぐ裏。筆記で高得点とるならQBの総論をやるとよい。面接はアピールしたもん勝ち。

見学・マッチングの様子

病院見学は行かなくても良いと思う。説明会は見学をかねているので、いってみると参考になる。

東京都立大塚病院(東京都)

周産期・小児医療とリウマチ・膠原病医療についてセンター的医療機能を担うとともに、専門リハビリテーション医療、障害者医療などを重点医療とし、地域医療連携にも先駆的に取り組んできた総合的な病院である。救急医療にも力点を置いた総合診療基盤を持った病院として機能強化を図っている。平成 21年10月には児童精神科外来を開設した。また、同月、総合周産期母子医療センターの指定を受け、今後更に母子医療に力を入れていく予定である。

病床数 500床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急

1日平均入院患者数 417名
1日平均外来患者数 799名
1日平均救急車搬送患者数 9名
昨年度研修医採用人数 6人

給与1年次 302,400円/月(夜勤手当含む)
給与2年次 302,400円/月(夜勤手当含む)

当直回数 4回/月
当直料
宿舎住宅 あり(応募者多数の場合は抽選)

研修の様子

研修としては特定の科(リウマチや周産期)に患者が偏りすぎている気がする。周産期医療に力を入れている。立地よし。手技はそれなりにやらせてくれる。完全当直制。

見学・マッチングの様子

見学:非オペ日にいくと昼ご飯を研修医と一緒に食べて午前中に解放される。見学に行くと研修医の先生がマッチングの対策をしてくれる。面接は試問的な感じだが、見学の際に過去問を研修医に教えてもらえる。試験は面接。試問的で産科出血を来すもの、自己抗体とは、抗核抗体とは、二次性HTNをきたす疾患、急性腹症について。

東京都立広尾病院(東京都)

東京都立広尾病院は、救急・災害医療、島しょ医療、心臓病医療及び脳血管疾患医療に重点を置いた総合的な病院であり、「東京ER・広尾」を擁するほか心臓循環器救急及び熱傷救急にも対応している。都立病院の再編整備の中では「救急・災害医療センター」(仮称)として位置づけられている。

病床数 476床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 406名
1日平均外来患者数 745名
1日平均救急車搬送患者数 15名
昨年度研修医採用人数 6人

給与1年次 302,400円/月
給与2年次 302,400円/月
当直回数 4回/月
当直料
宿舎住宅 なし

研修の様子

救急がつよい。見学のときは研修医は余裕がありそうだった。指導医の先生は熱心。場所柄、外国人の患者が多い。救急、循環器がつよい。平日毎朝ERで前日の症例検討を研修医向けでやっているので、救急の知識・力はつきそう。

見学・マッチングの様子

救急診療科かERか循環器に見学に行くと良い。試験は筆記、面接。筆記の内容は内科(循環器、消化器、内分泌、血液、腎にわかれていた)、外科、小児、産婦、救急、麻酔のQB的問題60問位。麻酔、産婦、救急は全て選べ問題が出た。面接の内容は志望理由、指導医と意見が食い違ったら、将来大学に戻るか、研修医の2年間でこの病院でなにをしたいか、部活で学んだこと。筆記上位12位以内にはいらないと採用されないらしい。見学は関係ないらしいのでアピールという効果はありません。

東京都立墨東病院(東京都)

東京都立墨東病院は、区東部医療圏における唯一の都立総合病院であり、3次救急医療を含む総合救急医療体制「東京ER・墨東」をはじめ、周産期医療、精神科救急医療について都立病院の中でも中心的役割を果たすほか、感染症医療、難病医療、障害者歯科医療、心臓病医療、脳血管疾患医療、専門リハビリテーション医療を重点医療課題とし、区部の基幹都立病院として高度・専門医療及び行政的医療を提供している。

病床数 729床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急

1日平均入院患者数 622名
1日平均外来患者数 1146名
1日平均救急車搬送患者数 32名
研修医採用予定人数 10人

給与1年次 302,400円/月
給与2年次 302,400円/月
当直回数 2~4回/月
当直料
宿舎住宅 あり

研修の様子

救急やりたい人は良いと思う。内科は総じて弱い。上野先生の方はが研修医より怖い。医科歯科系列。人が足りない印象。野戦病院であり非常に忙しいが、その分症例も豊富。研修医が野武士のよう。手技的なものは言えば何でもやらせてくれる。救急がハイパーでERと救急救命センター両方を持つ。

見学・マッチングの様子

試験は筆記、小論文、面接。筆記:5択が50問(救急、内科、外科) 試験は過去問にそっくり。でも試験は重要視されていないとか。小論文「産科救急について騒がれたが、その背景にある問題と解決方法」(50分、600字)面接:履歴書の内容、志望理由、見学に来たかどうか、将来の希望科、自分の利点、欠点、外科医にとって必要な能力は何か。チーム医療における医者の立場。個人情報保護について。

日本赤十字医療センター(東京都)

日本赤十字社医療センターは、人々が生き生きした日常生活を送れるように、病気の予防から早期発見、治療、社会復帰まで一貫した医療活動を実施。その理念のもと、急性期病院、また地域がん診療連携拠点病院として、健康管理センター(人間ドック、成人保健、小児保健、母子保健)、総合周産期母子医療センター(母体・胎児集中治療管理室、新生児集中治療管理室)、集中治療室、緩和ケア病棟、総合医療相談室を備え、開業医と連携を保ちつつ、地域の高度医療を担っている。特に救急医療については、3次救急の指定を受けており、救命救急センターとして万全の態勢を整えている。

同院は、赤十字の病院として国際医療救援部を中心に国内外で自然災害や戦災が発生した際の救援、医療支援にも参加する。昨年来建設中の病院は完成し、2010年1月から稼働を開始したが、新病院でも1886年の創立以来つづく、「人道・博愛」の赤十字精神にもとづく医療に変わりはない。

病床数 708床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 648名
1日平均外来患者数 1913名
1日平均救急車搬送患者数 16名

昨年度研修医採用人数 18人
給与1年次 230,000円/月+賞与100,000円/年
給与2年次 270,000円/月+賞与3000,000円/年
当直回数  1年次3〜4回/月、2年次4〜5回/月
当直料 1年次30,000円/回、2年次35,000円/回
宿舎住宅 あり(独身寮のみ、宿舎費53,000~58,000円/月)

研修の様子

全般的に強い。できる人が多い。まじめそう。割とハイパーな人が多そう。いろんな大学出身だけど仲がいい。専門に特化していて、その範囲のことをじっくり学べる。内科コース、外科コースなどと分かれていて、早く専門に入りたい人にはおすすめ。ここのNICUはすごい。きれいな宿舎などハード面は充実。内科コースは16ヶ月(2m×8)と長い。マイナー科はほとんど研修できなさそう。内科、外科、産婦人科、小児科、総合診療とコースがわかれていて、志望科を出す。選択期間はわずか。内科コースは学力テスト順位のテストでとって行くので研修医は優秀そうだった。腎臓内科や内分泌代謝、血液内科などのプログラムが大変充実している。内科は倍率が高いが小児科では一次もほぼ通るし、小児科と決めているならおすすめ。

見学・マッチングの様子

見学の際には先生の言葉の中に筆記のヒントが隠れているかもしれないので注意してアンテナを貼っておく(特に腎臓、リウマチ、血液)試験は筆記、小論文、面接。筆記は認定医試験レベル、狂ってる。マークシートで面接のまえに足切りされる。内科50問60分、英語20問、30分。小論文「私」(事前提出、800字)面接:一般的なことと履歴書。筆記は難しいので、あまり対策のしようがない。英語は簡単。内科を狙うなら筆記でがんばるしかない。その他は面接重視。QBから一歩踏み込んで勉強しようとする姿勢。英語を勉強してると筆記で圧倒的に強いので5年のうちから洋書を読むことをおすすめ。試験までにQBメジャーの一般問題を2周、模試を2つ解いて復習した。

練馬総合病院(東京都)

当院は地域医療支援型の急性期病院です。一般的な疾患を診療する機会が多く、プライマリーケアの研修に適しております。また、当院独自のMQI (Medical Quality Improvement:医療の質向上)活動等を通してチーム医療を推進しており、病院職員が一体となって研修医を迎え入れる体制にあります。平成19年1月新病院に移転し、電子カルテをはじめとする情報システムに力を入れております。検査データ、一般レントゲン、CT、MRI、内視鏡写真はコンピューター端末で閲覧でき、外来診療での患者さんへの説明やカンファレンス等でも活用しています。

病床数 224床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 188名
1日平均外来患者数 426名
1日平均救急車搬送患者数 6名
昨年度研修医採用人数 2人

給与1年次 400,000円/月(諸手当込み)
給与2年次 450,000円/月(諸手当込み)
当直回数 日直もしくは当直4回/月

当直料 なし
宿舎住宅 なし(在宅手当8,000円)

研修の様子

手技が盛りだくさん。学会発表させてもらえる。駅から遠い。研修医同士が何かと仲良さそう。外科は自分で盲腸とかなら執刀することもあるそう。食堂はない。CVとルンバール、希望すればエピドラも、自分でできるようになる。外科がえぐい。土日のどちらかにこなければならない。そこまでQOLは高くない気がする。給料がいい。希望すれば何でもできそう。やる気次第ではすごい良い病院。

見学・マッチングの様子

見学を申し込む際は外科志望じゃなくても外科を見学させてもらい、創傷ケアの様子をっ見る。試験は小論文、面接。小論文「練馬総合病院での研修への期待と抱負」(800字くらい、事前提出)面接:志望理由、面接の10分前に渡されたアンケートのような質問項目に対する答え合わせ、両親の職業。面接官は院長と副院長。副院長が院長に、代わりに志望理由を話してくれた。あとは院長のありがたい話を聞いて終了。見学での印象が重要。入りたい気持ちが固まってからは、研修医(部活の先輩)に絶対入りたい旨を伝え、副院長にアピールしてもらった(ただし第一希望に限る)。募集要項には試問とあるが上記の質問項目に対する答え合わせがそれにあたると思われ、学術的なことではない。採用試験に関してはこちらから希望日を送ってその中で個別に調整してもらえる。枠は2人なのでそれほど楽ではない。

 

公立福生病院(東京都)

当院は東京都下の中規模第二次医療機関で症例数に恵まれていることから、ほとんどの臨床科で通常疾患の経験を十分に積むことができると考えています。また、有病率が非常に少ない疾患で都内の大学病院などに紹介せざるを得ない場合でも、その地の利から経過の把握がしやすく、紹介した後に何の情報も得られないということが回避できると思われます。

病床数 265床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 165名
1日平均外来患者数 731名
1日平均救急車搬送患者数 5名
昨年度研修医採用人数 2人

給与1年次 384,800円/月、期末勉強手当524,475円/年
給与2年次 398,860円/月、期末勉強手当549,450円/年
当直回数 4回/月
当直料 15,000円/回
宿舎住宅 なし(家賃50,000円まで補助)

研修の様子

やさしく、マイペース。要領よくこなしてすぐ帰る。自由、給料良い、都心まで1時間でいける、QOL高い。

見学・マッチングの様子

見学:まさに見学だけ。試験は小論文と面接。小論テーマ「福生病院で得たいものと、あなたが福生病院に提供できるもの」(90分、1200字以内)面接:雑談とお酒の話だけだった。

日野市立病院(東京都)

日野市は東京都の西部、南多摩地域に位置し、八王子市、立川市、多摩市に隣接しています。当院は300床の急性期病院であり、また中核病院として地域の方々から信頼を得ています。当院は交通の便が良く、新宿などの都心にも30分でアクセスできる好立地にあり、建物も新しく清潔感あふれる病院です。各科においては一般医療から専門性が必要となる医療まで(特に代謝性疾患、透析、内視鏡的外科手術、IVR、心カテ、脊椎手術など)、患者のニーズに応えた質の高い医療を提供しています。救急医療(二次)は充実しつつあり、今年度は2000回件以上の救急搬送を受け入れの見込みです。また医療安全にも力を入れ、病院機能評価も最新のVer6.0で認定を受けたばかりです。

病床数 300床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 2次救急

1日平均入院患者数 214名
1日平均外来患者数 821名
1日平均救急車搬送患者数 6名
昨年度研修医採用人数 1人

給与1年次 350,000円/月(在宅手当50,000円含む)
給与2年次 350,000円/月(在宅手当50,000円含む)
当直回数 2回/月
当直料 15,000円/回
宿舎住宅 なし

研修の様子

時間給で、おまけに時間外手当がついて、当直の次の日は一日時間外扱いです。研修医がとても大切にされている雰囲気。やる気があればいろいろやらせてもらえそう。研修医が少ない。脳外は専門病院でみっちりしごかれる。

見学・マッチングの様子

試験は小論文、面接。小論のテーマ「日野市立病院での研修について」(事前提出、800字)面接:事前に「面接調書」という質問が11個ぐらい書かれた紙を提出する。それと履歴書をもとに結構細かく聞いてくる。大学生活について、志望動機、理想の医師像。

市川病院(東京都)

国家公務員共済組合連合会立川病院は、東京多摩地区の交通の要所である立川市において、特定の科のみならず歯科を含めたすべての診療科を持つ中核病院である。「質の高い、思いやりのある医療を実践する」を基本理念に、次の4つの行動目標にもとづいて地域に根ざした「信頼される病院づくり」をめざしている。

(1)全職員が患者さんの窓口となり、笑顔と優しい言葉で接する
(2)患者さんの権利を尊重し、迅速で的確な診断と治療を提供する
(3)質が高く信頼できる医療を提供するために職員は日々研讃する(4)医療事故の防止を徹底し、安全な医療を提供する

また、2008年度に地域医療支援病院として承認され、立川市及び周辺地区の病院や診療所との医療連携を強化するとともに、市民講座などを通じて市民との交流を図っている。

 

病床数 500床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 2次救急

1日平均入院患者数 387名
1日平均外来患者数 935名
1日平均救急車搬送患者数 5名
昨年度研修医採用人数 4人

給与1年次 300,000円/月
給与2年次 350,000円/月
当直回数 3回/月
当直料 回数に関わらず50,000円/月(手当は給与に含まれる)
宿舎住宅 あり(月額17,000円、看護師宿舎(女性医師のみ)は月額3,300円),

賃貸住宅:住宅手当支給(月額15,000円)

研修の様子

研修医はそれぞれやりたいことが決まっている人がいる感じだった。ぬるい雰囲気だが、先生は優しそう。内視鏡や胃瘻造設など、手技はかなりできる。いろいろやらせてもらえる反面、自分からやらないと本当に何もやらなさそうな感じ。寮に風呂がない。自分のがんばり次第でいろいろやらせてもらえる。残念ながら救急が暇そう。マイナー系は充実しているのだろうか。

見学・マッチングの様子

見学は病棟を案内され、担当の先生、研修医の話を聞くだけで2時間ほどでおわる。試験は面接(小論も過去にあった。「医療ミスへの対応」(50分、600字))。面接は院長、副院長など年配の偉い先生方6人くらいと自分1人の面接。1人の先生がある程度質問して満足したら次の先生という感じだった。聞かれる内容はほぼ、履歴書に沿った内容で変わった質問はなかった。

多摩総合医療センター(東京都)

2011年3月に都立府中病院から全面移転し、同時に都立小児総合医療センターが一体として開設され、両病院合わせて1,350床という大規模な病院として新たに出発した。

多摩地域における唯一総合的な医療機能を持つ都立病院として救急医療、脳血管疾患医療、生活習慣病医療、難病医療、リハビリテーション医療、精神科救急医療、結核医療、障害者歯科医療及び骨髄移植医療を重点医療とし、高度・専門医療を実施している。

病床数 751床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 658名
1日平均外来患者数 1524名
1日平均救急車搬送患者数 24名
昨年度研修医採用人数 13人

給与1年次 313,800円/月(夜間研修を含む)
給与2年次 313,800円/月(夜間研修を含む)
当直回数 2~4回/月
当直料
宿舎住宅 あり(10,000円/月程度、状況により入居できない場合あり)

研修の様子

初期診療、特にERには力を入れている印象。また、併設する小児病院が大きく、小児のERはそちらで学べる。救急に力を入れている。和気藹藹。マイペースな人が多そう。指導医はちょっと多いらしい。ウロは回れない。プログラム説明会や病院説明会で他の参加者と仲良くなるので、どんな人が受けるのかを把握することで病院の雰囲気をつかむ参考になると思う。病院は新しく施設もすごい。コンビニもでかかった。ただ人が足りてない上に、先生のやる気もハイパー。手技は資格制度で、勉強並びに上の先生の指導のもと規定回数をこなし、認定試験を受けるとやらせてもらえるというユニークなシステム。三年間で何でもできる医者を養成することを目的としたカリキュラム。プログラムがしっかりしていて2年後の自分自身の姿をイメージでき、それが自分自身の希望にあっていた。また、じっくり勉強する時間があることや、他の研修医と議論できる点が自分の勉強法と合っていると思った。加えて、上級医や看護師による評価や、定期的な実力試験があり客観的に自分自身を振り返ることができる機会がある。

見学・マッチングの様子

病院指定の見学会にいかないと受験資格がない。見学日が決まっているのでまめにHPを確認する。プログラム説明会に行った後に病院説明会に行けるなど、他と比べると面倒なことが多い。決められた3回以外に病院見学の機会はない。12月末のに参加したが、精神的にも余裕ある時期だし、混み合わないからおすすめ。試験は筆記、小論文、面接、口頭試問、OSCE。小論文は時間が足りないこともあるが焦らず無難なことがかけることが大事。記述は計算問題が一問で落ち着いたら解けるけど焦ると計算が合わなくてさらに焦る。輸液の計算など。敬語表現の問題(各問題3つの文章があり、その3つの文章で表現がおかしいものを選択し、どの様におかしいのか理由を述べる。)。東京都の患者の権利賞典とプライマリケアの5つの理念について。医療現場でのパワーハラスメント、医療現場での接待(映像を見ておかしなところを指摘する。映像中の会話表現を適切な表現に直す。患者さんを怒らせてしまったエピソードが与えられ、どのようにすればそれを避けることができたのか述べる。)OSCE:採血、血圧、ショートプレゼン(6分でカルテをまとめて2分でプレゼン)共同作業:赤白組にわかれて、指定作業を覚えて相手に教えてやらせる。2人組になり新聞紙からより多くの正確な正方形を作る。この時一方は指示のみで、実際に手を動かせるのはもう一方のみ。見たことのない2文字が与えられ、それをパートナーに伝え書き取らせる。

武蔵野赤十字病院(東京都)

武蔵野赤十字病院は、病気の人の心が安らぐあたたかい癒しの心を大切にし、質の高い、温もりのある医療の提供しています。救命救急センターの受け入れ患者数は日本でも有数で、充実した救命医療を提供しています。循環器疾患、脳神経疾患、消化器疾患、眼科疾患、未熟児など、全科にわたり高度の専門医療を行っています。がん拠点病院となってます。医療事故防止 (患者医療安全)、患者サービス、職員の態度教育にも力を入れています。

病床数 611床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 565名
1日平均外来患者数 1396名
1日平均救急車搬送患者数 18名
昨年度研修医採用人数 10人

給与1年次 334,000円/月(他に通勤手当、住居手当、日宿直料、退職金を支給)
給与2年次 355,500円/月
当直回数 5~6回/月
当直料 15,000円/回

宿舎住宅 あり(院内寮25,000円、院外寮37,300〜58,300円)賃貸住宅の場合住宅手当27,500円

研修の様子

救急が有名。研修医はやる気ある。優秀な人も多いと思われた。救急の先生たちは疲れはてていたが、他の科のときはそうでもないらしい。まじめすぎて見学で放置された。個性的で優秀で見た目のさわやかな研修医が多い。和気あいあい。良いとこ育ちな感じ。救急が計4ヶ月(二次が2ヶ月、三次が2ヶ月)病院がきれい、給料がいい。救急の設備半端ない。短所としては救急の当直は、夏休みまでは2年目が1年目を監視、指導という立場をとるので、そこでウソとか自己流を教わる可能性もある。

見学・マッチングの様子

夕方からの救急の見学はかなり参考になる。見学に行ったか行ってないかは関係ない。お礼状をちゃんとかく。試験は小論文、面接(個人)、面接(グループ)英語あり。英語の絵性をA43枚の英語のエッセイを読んで、800字で自分の意見を書く(2時間)。普通の辞書持込可。エッセイの内容によらず、医療への自分の考えをどれだけ示せるかが大事。半分程度の筆記で落ちる。文章を読んで自分の考えを書く。日程によって全部違った内容らしい。英語のエッセイ(がん再発の不安を抱える人に医師はなにができるか)。面接の内容:履歴書に絡めて。志望動機、志望科、自己PR、部活について、苦労したこと、どう解決したか。自己PRの内容を医療に役立てるには。自殺志願者で何度も自殺未遂をしている人をあなたは助ける?理由を添えて討論が40分くらい。それが終わると、個人面接。個人面接は10分〜20分。討論面接は討論の内容が意味不明系が多いと思う。過去問をみたら分かります。全部学生に投げられるので、司会とかをたてるのも自由。私たちの場合、露骨に司会をたてたわけじゃないが、困ったときや話がごちゃごちゃしてきたときは誰が修正するかは決めていた。対策として見学に行くと、研修医の先生が作成した過去問とか病院の紹介があるので、しっかりゲット。変人しか通らないといううわさ。

町田市民病院(東京都)

当院は市内唯一の公立病院として町田市保健医療計画で定められた医療機能を基本に、急性期の入院治療を中心とした二次医療機関として救急医療、高度医療、周産期母子医療など専門医療も含めて運営しております。

■診療科目内科(呼吸器科・消化器科)、循環器科、リウマチ科・アレルギー科、外科、小児外科、形成外科、心臓血管外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、小児科、産婦人科、神経科・精神科、耳鼻咽喉科、眼科、歯科・歯科口腔外科、放射線科、リハビリテーション科、麻酔科(ぺインクリニック)、漢方外来

病床数 441床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 375名
1日平均外来患者数 1145名
1日平均救急車搬送患者数 16名
昨年度研修医採用人数 4人

給与1年次 300,000円/月
給与2年次 325,000円/月
当直回数 4~6回/月
当直料 あり
宿舎住宅 あり(10,000円/月)

研修の様子

土日は休みみたいだけど、平日はちゃんと研修したいと思っている感じ。要領がいい人が多い。研修医室は区切られていて、1、2年目研修医の8人が仲良くしてる部室みたいにくつろげてGood.先生方が研修プログラム作成に熱心で話を聞いてもらえる。設備が新しい、きれい。土日が休み。家賃1万円/月のマンションに入居できる、駅周辺は生活しやすい。3年目に病院に残ることを強制されない。PHSはもってかえらない。夜間の医療は完全に分業制。救急と麻酔が3ヶ月づつありちょっと長い。

見学・マッチングの様子

試験は面接。30分くらい。意外に長い。医師を目指した理由。趣味。自分の性格。将来の志望科。個人見学と集団見学があり、集団見学会はマッチング直前の7月末と8上旬の2回開かれこれは絶対出席した方が良い。

川崎市立井田病院(神奈川県)

川崎市立井田病院は、東急東横線日吉駅から近い丘陵地にあり、緑豊かな療養環境を提供しつつ、川崎市中央部の2次救急を含む中核的医療を担っています。基本理念は「自治体病院として、市民から信頼され市民が安心してかかれる病院づくりをめざします」。各種診療科をそろえ、特に消化器系、泌尿器系、乳腺のがん診療に定評があり、地域がん診療拠点病院としての実績があります。腎臓・透析センターと糖尿病診療部門は地域の成人病センターを担い、伝統ある呼吸器部門は結核から肺がん、在宅酸素療法まですべてに対応しています。また、かわさき総合ケアセンターでは、緩和ケア、在宅ケア、高齢者医療をプライマリ・ケア、家庭医療に基づき病棟・在宅の垣根なく総合的に診療しています。臨床研修においては、外科学会、内科学会をはじめとして各種学会の認定教育病院として認められています。充実した内視鏡センター、ICU・CCU、透析センター、結核病棟などに加え、インターネットが整備された図書室があります。さらに、当院は2011年度末からの新病院での診療開始をめざして、最先端の病院施設を建設中です。

病床数 425床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 1次救急
1日平均入院患者数 326名
1日平均外来患者数 507名
1日平均救急車搬送患者数 6名
昨年度研修医採用人数 2人

給与1年次 364,100円/月
給与2年次 364,100円/月
当直回数 4回/月
当直料 1年次10,000円/回、2年次12,000円/回
宿舎住宅 あり(約50,000円負担)

研修の様子

病院はぼろいがもうすぐ改修される。アカデミックな雰囲気は全くないが研修医は少なく手技はバリバリやらせてもらえる。結核床がある。看取り、在宅など、あまり学生の視点でポピュラーじゃないようなところに力を入れている。メジャー科志望の人は将来苦労する可能性あり。

見学・マッチングの様子

試験は筆記、小論文、面接(個人)英語あり。英語の文章(臓器移植法改正案)を和訳(全部で10行くらい)。小論文テーマは「将来の志望科について」(40分800字以内)「カテーテル専門医の人数に上限を設けることについて」(40分、400〜600字)。面接は学生時代にしたこと、なぜ医者になったのか、部活で何していたか、病院の志望理由、落ち込んだ時どうするか、寮希望かどうか。しっかりと自分が進みたい進路について決めておき、それを選んだ理由についてもしっかりいえるようにする。英語は辞書持ち込み可。

川崎市立川崎病院(神奈川県)

地域の基幹的総合病院として、高度化、情報化をキーワードに、救急医療 (精神科救急)、総合診療体制、新生物疾患医療、循環器疾患医療、中枢神経系疾患医療の充実、感染症対策の推進、健康教育並びに在宅医療の充実を基本構想としている。電子カルテシステムによる「総合医療’情報システム」と機器による搬送を全面的に取り入れた「物流管理システム」で、ソフト・ハ一ド両面から病院機能を増大させ、患者サービスの向上を図り、質の高い医療の提供を追求している。また、地域の医療機関との病診連携の推進による機能分担をさらに進め、「患者さんの心に触れる医療」を推進する。

病床数 一般683床、精神38床、感染12床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 625名
1日平均外来患者数 1685名
1日平均救急車搬送患者数 22名
昨年度研修医採用人数 10人

給与1年次 364,100円/月
給与2年次 364,100円/月
当直回数 4回/月
当直料 1年次10,000円/回、2年次12,000円/回
宿舎住宅 あり(46,200~49,800円/月)

研修の様子

周りの人たちとうまくやっていける協調性のあるひとが多いように思われる。研修医同士仲がいい。QOL高そう。科によって忙しさは変わるようだが自分の時間と仕事の時間でメリハリをつけられそう。後期研修医・レジデントの先生が多くて手技は研修医まで回ってくることが少ないかも。市中病院だが症例は豊富。救急に力をいれていれ、3〜4ヶ月ローテートする。研修医はいろいろな大学からくるのでそれはとても良い。生活保護の患者さんが多い。

見学・マッチングの様子

見学では見学者の数が多いので行きたいアピール大事。試験は小論、面接(集団面接、集団討論)。小論は「理想の終末期医療制度について、患者側と医療者側とでなぜギャップが生じるのか。」を60分800字以内。「臓器移植法についてしるところを述べよ」「臓器移植医療の現状と問題点」「理想の研修病院」を40〜60分800〜1000字。「医療費がこのままだった場合の○○年後の問題」「医師数が今の2倍になったらどうなるか」集団面接は一人一人の試験官がだした質問を学生が順番に答えて行く。簡潔で的を得た回答が求められる。時事問題も聞かれる。集団討論のテーマは「同僚の研修医とうまく行っていないと感じた時どうするべきか」、「妊婦の救急搬送におけるたらい回しをなくす為にあなたならどうするか」、「最近ほんとは怖い家庭の医学などの民放のテレビ番組が報道されているがそれの功罪について」など。最初の5分で自分の考えをまとめそれぞれ1分ずつ発表。その後35分程度で自由討論し最後の10分程度でグループとしての意見をまとめる。ハローマッチングを読んである程度の医療知識を頭に蓄えることが大事。

菊名記念病院(神奈川県)

菊名記念病院は、年間約6,000台もの救急車を受け入れている横浜市内でも有数の救急病院。安心と思いやりの理念のもと、高度医療と急性期医療を提供している。横浜市北部地域の基幹病院としてER、心臓血管センターも備え、24時間体制で、患者の受け入れ緊急手術にも対応するほか、診療所との病診連携にも力を入れており、症例検討会などを積極的に行っている。

病床数 218床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 204名
1日平均外来患者数 454名
1日平均救急車搬送患者数 20名
昨年度研修医採用人数 4人

給与1年次 350,000円/月
給与2年次 380,000円/月
当直回数 4~5回/月
当直料 10,000円/回
宿舎住宅 あり(30,000円/月)

研修の様子

QOLが高い。給料が高い。菊名駅から近い。やろうと思えば、やらせてもらえる。救急はあまり重症な人はこない。外科をやらなくてもいい。給料がうまく行けば50万いく。

見学・マッチングの様子

試験は小論文、面接。テーマ「どのような医師になりたいか」(60分、800字)。とにかく入りやすいから何も対策必要ないかも。

国際親善総合病院(神奈川県)

慶雁3年(1867)THE YOKOHAMA GENERAL HOSPITALとして横浜山手に欧米人を中心に設立された。戦後、社会福祉法人国際親善総合病院として再出発。平成2年、横浜市の南西部に位置する現在地(泉区西が岡)に4万㎡の土地を入手し、新築移転した。病床数300床、18診療科の総合病院で、高度医療に加えて、「24時間、365日」の救急医療は地域住民の安心を確保し、ますます地域の中核としてその役割が重要になっている。平成10年12月に日本病院機能評価機構の県下第1号の認定を受け、更に充実に向けて取り組むと共に地域の診療所と病診連携を密にし、入院中心の急性期病院としての特化に努力している。国際親善総合病院は、地域住民のための急性期地域中核病院として、患者に対してより良き医療を提供することを第一義と考え、良質な、親切なそして信頼される医療の実施という理念のもとに常に患者さん中心の医療を行う努力を重ねております。

病床数 287床
電子カルテ
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 270名
1日平均外来患者数 750名
1日平均救急車搬送患者数 8名
研修医採用予定人数 3人

給与1年次 309,000円/月、賞与4.14ヶ月程度
給与2年次 319,000円/月、賞与4.14ヶ月程度

当直回数 4回/月
当直料 円/回
宿舎住宅 あり

研修の様子

循環器内科、一般外科、麻酔科が強い。研修医の雰囲気は和やか、アットホーム、面倒見が良い。研修医は3人のみで慶應はいままで一人もいない。研修医一人一人にプログラムを組んでくれる。

見学・マッチングの様子

見学回数は多めに。試験は小論文、面接。テーマ「この病院で研修医として学びたいこと」(30分400字)。面接の内容:自分の長所、自宅から病院まで夜道で危険な所はないか、部活について、自分の学歴について、書いた小論文について。対策としては第一志望ということをアピる。

警友病院(神奈川県)

1934年5月、神奈川県警察職員の職域病院として開設。その後、一般地域住民にも開放され、地域中核病院として機能している。1996年1月に従前の横浜市中区山下町から横浜の新しい街づくりの中核である「みなとみらい21」地区に21世紀の病院を目指し移転・開設した。

病床数 410床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 355.4名
1日平均外来患者数 1362名
1日平均救急車搬送患者数 10名
昨年度研修医採用人数 6人

給与1年次 284,900円/月、賞与490,000円/年
給与2年次 301,300円/月、賞与520,000円/年
当直回数 4〜5回/月
当直料 1年次8,000円/回、2年次10,000円/
宿舎住宅 なし(賃貸住宅に限り住宅手当75,000円)

研修の様子

仲が良さそう。人数が少ないため各々が独立して研修している。内科の先生が多く、雰囲気も立地も給料も日当りもかなり良い。自分の時間がとれそう。QOL高め。内科・産科が強い。

見学・マッチングの様子

見学・実習では院長や研修医の先生に覚えてもらう。試験は小論、面接。「医療はサービス業か」(60分800字)「研修病院に求めるもの」「集団(友達)の中で自分の果たす役割、そして実際に経験したトラブルと対処法について」(事前提出800字)面接の内容:3年目どうするのか、医師になった理由、部活について、自主学習について、グループ内での役割将来の志望科、他にどこを受けたか、履歴書に関して、研修病院として何を望むか。先生方が朗らかですごく話しやすかった。とにかく顔を売って人脈を作っておかないと厳しいかも。

済生会横浜市東部病院(神奈川県)

  1. 充実した救急医療救急救命センター(20床)を中心に小児、周産期、精神科救急含む全ての救急疾患に専門のスタッフと、ICU、CCU、SCU、NICU、GCUなどの充実した設備により対応します。
  2. 高度な専門医療 : がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病の四大疾患を中心にした16の疾患別診療センターに診療科や職種の枠を超えたスタッフが集まり、最新の設備を駆使し高度専門医療を推進します。
  3. 地域医療連携の構築地域の医療機関等との連携と機能分担を推進し、患者中心の地域完結型医療システムの構築を目指します。
  4. 卒後教育・生涯研修医師、看護師、コメディカル、医療事務の卒後教育、生涯研修プログラムを充実させ、職員一人ひとりのプロとしての研讃を支援します。

病床数 560床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 483名
1日平均外来患者数 877名
1日平均救急車搬送患者数 17名
昨年度研修医採用人数 7人

給与1年次 270,000円/月
給与2年次 300,000円/月
当直回数 4~5回/月
当直料 当直15,000円/回、日直10,000円/回
宿舎住宅 あり(自己負担35,000円/月、病院まで徒歩12分)

研修の様子

外傷救急は抜群に強い。内科に行くし一生に一回ぐらいは外傷救急やっても良いか、という人におすすめ。フレンドリーで体育会系、面倒見が良い。指導医はピンキリ。きついし給料安いしそれがいやな人はやめた方がいい。きれいで安い宿舎付き。給料はべらぼうに安い。救急はすごいけど内科は微妙。病院超きれい。2年目のプログラムが自由。当直がたくさん(月5~6回)、経験値があがる、研修医のレベルが高い。治安良い。確実に実力はつく。

見学・マッチングの様子

見学では救急医療センターがやっぱりきも。救急の先生方がマッチングでは重要な気がする。試験は筆記、小論文、面接。筆記の内容:一般教養試験、性格診断(YGテスト)、症例問題。症例問題は栗粒結核。画像が典型的でなかったのがやや難しかったか。診断、追加すべき検査、治療、診断がついた時点で病院側の対応で気をつけること、患者への説明、を答えさせる。病院の理念が筆記で出た「医療を通じて生命を守る」。簡単な一般常識問題がA4で4枚。小論:「地域医療の崩壊について」「理想の医師像」「医師不足の原因と対策」(事前提出800字)。面接の内容:小論文のないようについて、先輩医師がミスを認めなかったらどうするか。スポーツやってたか、体力あるか、3年目はどうするつもりなのか、学生生活について、最高の思い出、つらかった思い出、病院に来たときの感想。理不尽に怒られたらどうするのか、体育会系じゃない人は圧迫面接を覚悟した方が良い。君を採用したらうちの病院にどんなメリットがあるの→答えにくい質問なので事前に考えておいた方が良い。成績悪いと突っ込まれる。あまり対策をしなくても平気かもしれない。研修医室で団らんして研修医の雰囲気をつかむと良い。「東医体で優勝しました」とかは最高のアピール。部活がんばれ。

医療法人  湘南鎌倉総合病院(神奈川県)

湘南鎌倉総合病院の外来患者数は1日に1,200名を超えることも多く、診療域は鎌倉市だけでなく、藤沢市、逗子市、葉山町、三浦半島全域、横浜市南部に及ぶ100万人をカバーする基幹病院。疾患によって全国から患者かが集まる。また、入院患者ひとり当たりの平均在院日数が9日と短く、これは医療技術の優秀さを示し、訪問看護、ケースワーカー、認定看護師などの大きな協力がある証拠である。また、年間手術件数6,300余、心臓カテーテル検査年間約4,500例、PTCA年間1,000例、内視鏡検査毎月約900例、超音波検査毎月約3,500例(以上2009年度)など多くの検査が行われ、冠状動脈バイパス手術、開心術も多く(月間約40件)行われている。また、日帰り手術センターは日本の草分け的存在で年間約3,000件の日帰り手術が行われている。2010年9月に新・湘南鎌倉総合病院として新築移転いたします。

病床数 542床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 465名
1日平均外来患者数 1097名
1日平均救急車搬送患者数 28名
昨年度研修医採用人数 18人

給与1年次 420,016円/月
給与2年次 496,674円/月
当直回数 1年次10回/月、2年次8回/月
当直料 1年次10,000円/回、2年次15,000円/回
宿舎住宅 あり(単身用30,000円/月、世帯用50,000〜円/月)

研修の様子

指導医は教育熱心、研修医はとても忙しそう。病院自体が日本一忙しい病院と行ってるだけあって研修医はみんな疲れていた。症例が豊富で、教育体制がしっかりしている。研修医が診療に積極的に関わることができ、手技もたくさんできる。

見学・マッチングの様子

見学は3日間で、随時見学できる。3日間で複数の科を見学することができる。見学実施中は病院が寮を提供してくれる。試験は筆記、小論文、面接。英語あり。鑑別疾患を考えたりする問題。

藤沢市民病院(神奈川県)

当院は、昭和46年の開設以来、地域の基幹病院として高度医療・救急医療を担い発展してきました。平成12年には、それまでの地域医療を支援してきた実績を認められて「地域医療支援病院」の承認を受け、地域医療連携室を設置し、地域医療機関との連携をより一層密接にしています。このほかに、地域がん診療連携拠点病院、救命救急センター、周産期救急医療中核病院、災害医療拠点病院などの役割を担うとともに、日本内科学会、日本外科学会をはじめとする44学会の教育認定施設、臨床研修病院の認定を受け若手医師の育成に携わっています。このような数々の病院機能や、共に病気と闘う患者さんに対する医療提供が評価され、日本医療機能評価機能による機能評価認定を受けています。このように、当院は公的病院として地域における役割を見据えながら「より親しまれ、より信頼される病院」を目指しています。

病床数 536床
電子カルテ なし
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 492名
1日平均外来患者数 1471名
1日平均救急車搬送患者数 23名
昨年度研修医採用人数 11人

給与1年次 273,400円/月
給与2年次 289,400円/月
当直回数 4回/月
当直料 20,000円/回
宿舎住宅 あり(有料)

研修の様子

外科も内科もしっかりしている。小児科は強い。わりとまじめな雰囲気。学生にもいろいろ教えてくれる。救急には特に力を入れている。全国に先駆けて24hの小児救急センターを開設するなど、小児医療はかなり充実している。研修医は半分強は横市で他は全国から集まっているのでそれが良い刺激になる。

見学・マッチングの様子

見学では救急をみるといい。試験は筆記、小論文、面接。英語あり。60問あってうち10問が英語の問題。QB問題。一部は最近の国試からそのままでる。「超高齢化社会を迎えるにあたって医療保険制度はどうあるべきか」「「神の手」スーパードクターについて」(30分、A41枚)。面接内容:志望動機、他に受けた病院、自分の長所、短所、研修後はなにしたいか、将来はなにしたいか、趣味について、忙しいけど大丈夫か、チーム医療の大切さを感じた経験。対策として試験前にQBをやるのがきも。

平塚市民病院(神奈川県)

平塚市民病院は、気候が温暖で住環境にすぐれた湘南地域の中央に位置する地域密着型の自治体病院。ほぼ全科が揃っていて、平塚、大磯、二宮地区(人口約32万人)の医療圏の中核病院として、多くの信頼を得ています。救急患者数は、平均1万2千人/年、32人/日と急性期対応の病院ですが、心臓血管外科手術(187件/年)や、パーキンソン病に対する脳深部刺激療法等に象徴される高度な医療内容もこなしています。

 

病床数 416床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 344名
1日平均外来患者数 1051名
1日平均救急車搬送患者数 12名
昨年度研修医採用人数 8人

給与1年次 292,200円/月、手当60,000円/月
給与2年次 308,500円/月、手当60,000円/月
当直回数 3回/月
当直料 20,000円/回(副当直10,000円)
宿舎住宅 あり(独身寮8,000円/月)

研修の様子

一般外科と消化器内科は強い。

忙しさもほどほどで雰囲気が良い。自由度が高い。内科がいまいち。立地さえ良ければ本当に良い病院。家賃8,000円で病院の隣。病院はぼろい。雰囲気はいい、外科はガッツリ、内視鏡とかもやらせてもらえる。とてもwelcomeな感じがする。小児科はNICUないけど一般小児ならちゃんとみれる。楽しそう。救急で勉強できそう。東京からは遠い。なんで人気ないのかわからない。

見学・マッチングの様子

見学は15時から病院内をさらっとツアー、その後お食事会、見学の最後に自己アピール的なものを書かされる。試験は筆記、小論文、面接。筆記は過去問とほぼ同じ、内分泌多い。小論文:「臓器移植法の問題点」「臓器移植法における日本の特徴」(50分、合計800~1200字)「後期臨床研修医制度の見直しについて、後期高齢者医療(2テーマ)」(60分、合計1,200字)面接:一般的な質問、部活について、アメ留について。自分の長所と短所について、学生時代にやったことで一番楽しかったこと、平塚という街について思ったこと、趣味、特技、医学部に入る前と後とで医師や医療について印象が変わったかどうか。

横須賀共済病院(神奈川県)

当院は、明治39年に横須賀海軍工廠職員の健康管理および、診療にあたる病院として開設され、戦後は一般市民に広く開放され、現在の横須賀、三浦半島における中核病院として発展してきた。当院の理念として、人々の健康を守るためにいつでも対応できる高水準の医療を提供し、この地域になくてはならない病院を目指している。平成16年3月には、地域医療支援病院の承認を受け、横須賀、三浦半島を中心とする地域の医療機関との連携を強化、医療の継続性を確保し、地域の方々に適切な医療を提供すべく、専門的な治療や急性期医療を担当することで、地域医療の充実を図り、さらには平成18年8月に地域がん診療拠点病院の認定を受け、横須賀、三浦半島地区の各医療機関と連携し、がん診療の向上に力を注いでいる。また、当地区の3次救急担当医療機関として、専任スタッフと設備の充実を図り、救命救急センター(20床)を開設し3次救急受け入れ態勢を整えている。平成22年度2月には、新病棟(B棟)も竣工し、ますますの発展が期待される。

病床数 735床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 671名
1日平均外来患者数 1710名
1日平均救急車搬送患者数 15名
昨年度研修医採用人数 12人

給与1年次 330,000円/月
給与2年次 340,000円/月
当直回数 4回/月
当直料 20,000円/回
宿舎住宅 あり(5,000円/月)

研修の様子

和気あいあいとしていて楽しそう。遊び上手なオンオフはっきりした人が多い。研修医は楽しそう。先生はわからない。研修医は溌剌と働いている。指導医の先生は割と放置気味。外科がつよい。iPadが支給される。受験者と仲良くなるので、7月や8月の見学が決まっている日に行くと研修医が飲みに連れて行ってくれる。研修医は全国から。症例が多い。雰囲気がいい。米軍Camp病院との交流がある。

見学・マッチングの様子

救急と小児は見学して参考になる。試験は筆記、小論文、面接。内科外科20問ずつ60分、五択。ほとんど消化器(外科は全部消化器)。QBよりは難しい。QBのA,Bやろう。画像問題もあった(apple coreだった)。内科は認定医試験から出しているらしい。面接のときにはすでに筆記の点数は出ている。内容:CKD、胃がん、大腸癌。虫垂炎、膵炎、DM、空気感染する病気、ACS、COPD、骨髄腫、髄膜炎、高血圧の降圧目標、白血病の染色体異常、SIADH、胃切除後の再建法、食道癌、胆管癌、乳癌など。小論文「3.11の震災で学んだこと」「医療問題について」「日本の医療制度の問題点」「日本の医療における政策の問題点」「医師不足について」(30分400字)面接の内容:履歴書、小論文、志望理由、将来どこで働きたいか、基本的に雑談、部活について、体力はあるか、3年目はどうするか、他に受けた病院。医学知識が必要な質問はない。横市の学生と仲良くなって過去問をげっとするといい。

国立病院機構 横浜医療センター(神奈川県)

政策医療7分野(がん、循環器疾患、精神・神経疾患、成育医療、内分泌・代謝疾患、骨・運動器疾患、肝疾患)については、当センター独自あるいは国立がんセンターなど国立のネットワークで連携して先駆的医療や難治性疾患の診療を提供している。救急救命センターを有し、心疾患、脳血管疾患や腹部救急を中心とする三次救急医療を実施している。また、母子センターを通じて横浜市の母子救急や小児救急の二次救急医療にも参画している。26 診療科を有し、災害医療拠点病院でもある高度総合医療機能を持ち、エイズ拠点病院や移植臓器提供施設でもありバランスのとれた卒後臨床研修かが実施できる病院である。また糖尿病での地域の医療機関との密接なネットワークなどにも取り組み病院内外で好評である。病院の理念としては患者さん中心の医療として透明性と質の高い医療を提供し地域で選ばれる病院を目指している。

病床数 510床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 400名
1日平均外来患者数 844名
1日平均救急車搬送患者数 13名
昨年度研修医採用人数 5人

給与1年次 300,000円/月
給与2年次 300,000円/月
当直回数 5~6回/月
当直料 15,000円/回
宿舎住宅 あり(家賃10,000円前後)

研修の様子

見学・マッチングの様子

試験は面接。地元が横浜の人が有利。定員5人なので院長と気が合うことが必須。今年は60人以上受けてたみたい。

 

横浜市立みなと赤十字病院(神奈川県)

横浜市立みなと赤十字病院は横浜市の臨港地区に位置し、付近は山手や本牧の住宅街、そしてベイブリッジ、山下公園、元町中華街など日本でも有数の観光地に隣接しています。開院当初から急性期医療を担う高度な総合医療施設として位置付けられ、 2007年5月には精神科病棟開棟、2009年2月には地域医療支援病院の指定、4月には救命救急センターの指定を受けました。現在では23診療科を有する634床の地域の拠点病院となり、その主な医療内容も、政策医療として24時間365日の救急医療、小児・周産期・精神科救急医療、緩和ケア医療、アレルギー疾患医療などを行う一方、先進的な総合医療として救命救急医療、内視鏡やカテーテル検査・治療、がんなどの悪性腫傷医療、骨・煙動器疾患医療などを活発に行っています。また地域医療の崩壊が懸念されている現在、近隣の430以上の医療機関と密接な連携を保ち、住民の皆様のための安全で安心な医療を達成するべく地域中核病院としての役割を果たすとともに、赤十字の使命である災害時医療拠点病院としての活動も活発に行っています。

病床数 634床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 489名
1日平均外来患者数 1105名
1日平均救急車搬送患者数 29名
昨年度研修医採用人数 6人

給与1年次 250,000円/月+賞与800,000円/年
給与2年次 300,000円/月+賞与1,000,000円/年
当直回数 4回程度/月
当直料 あり
宿舎住宅 あり(69,500円/月)27,500円上限の在宅手当支給

研修の様子

救急が強い(年間救急搬送12,000台)、循環器内科。室日がすごいが内科はハイポだし、研修医もけだるい感じで何が良いのか分からなかった。場所は意外と悪い。歴史が浅く、まだ研修内容が確立していない感じだった。給料がたかく、手技も多いらしい。2年間の目標として実践力をつけたい、というのがあるので、救急に特に力を入れているところにいきたかったから。ヘリポートがかっこ良かった。

見学・マッチングの様子

救急に興味があって救急を見学したが一回だけしか見学できないので多分覚えられていない。試験は面接。面接の内容:志望動機、住んでるところ、将来の方向性(spesialistになりたい、といったら地域医療は?と聞かれた。一応横浜の地域に根ざした医療を売りにしているみたいなので。)など本に載ってるような内容のみ。特に対策はしていない。

横浜市立市民病院(神奈川県)

横浜市立市民病院は、昭和35年10月に4科42床で開設されました。その後、昭和58年度から再整備事業により、平成3年10月には、20科(平成12年より、一般病床600床、感染症病床24床)となり、横浜市の基幹病院として市民に質の高い医療を提供しています。年間を通じて24時間の救急患者に対応するとともに、MRI・リニアック等の設置、感染症病棟の設置など、高度・専門医療の充実を図っています。また、地域医療機関との連携を推進するため地域医療連携室を設置し、患者サービスの充実を図っています。

病床数 650床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 544名
1日平均外来患者数 1230名
1日平均救急車搬送患者数 20名
昨年度研修医採用人数 18人

給与1年次 277,800円/月+賞与875,100円/年
給与2年次 277,800円/月+賞与1,152,900円/年
当直回数 5回/月
当直料 1年次6800円/回、2年次22,000円/回
宿舎住宅 あり(35,000円/月)

研修の様子

だいたいどの先生も楽しそう。指導医も熱心。立地、給与がいい。QOL高そう。メジャー科はそろっている。選択期間がそれほど長くないのでマイナーにしぼっている人はやめた方がいいかも。救急で研修医の裁量に任せられる部分が多い。当直体制が特徴的。研修医1年目+2年目でチーム組んでたいていのこと任せてもらえるというところが魅力的。若い先生が多くマンパワーすごい。バスに乗れば横浜に出られるので買い物こまらない。一類感染症指定病院で内科がしっかりしている。内科系を考えるならとても良い病院。

見学・マッチングの様子

見学は試験に関係ないと公言しているのでおそらく試験の合否には関係ない。試験は筆記、小論文、面接。英語無し。5択×34問(内科、外科、救急、産婦、小児)(7〜8割はQBと同じか)、32歳女性下腹部痛に気をつけること30字×5。小論:「臓器移植法改正について」「HIVスクリーニングの賛否」「理想の救急医療」「救急医療で気をつけること」「医療崩壊」「高齢者社会」「医師不足」「理想の医師像」「医療格差」「自分の地域の救急医療」「患者の権利」「理想の病院と条件」「初期臨床研修制度改正について」「新型インフルエンザ対策」(筆記と合わせて90~100分、600〜800字)

面接:現代医療の問題点/研修医の権利と義務、というテーマで5人でディスカッション。司会を1人決める。最後に1分間の自己アピール。メンバーきも、でも運、協調性が大事。試験官は何も言わない。対策:内科のQB一周、筆記は2年分の国試からの出題が多いのでマッチング前にとくと良い。集団討論のテーマはハローマッチングでチェック。小論文も重要らしい。集団面接は「積極性、論理性、協調性、独自性」のポイントについてみているらしい。司会をやるのはハイリスクハイリターン。関西の学生はかなりQBを解いているので関西の病院受ける人はちゃんと準備しよう。

 

横浜労災病院(神奈川県)

当院は、労働者健康福祉機構(旧労働福祉事業団)が全国37番目の労災病院として平成3年6月、新横浜に設立した650床の総合病院です。勤労者医療だけでなく、横浜市北東部の中核病院として、港北区を中心とする地域住民の医療にも貢献してきました。最先端の医療技術を安全に提供できる優秀なスタッフと設備を揃え、365日24時間体制のER型救急医療、勤労者のメンタルヘルスケアを実践してきました。消化器病、循環器、呼吸器、糖尿病、脳卒中、周産期医療では診療科の枠を超えて患者中心の専門的な診療活動を行っております。「みんなでやさしい明るい医療」を合言葉に、優れた医療者の育成にも力を入れています。

病床数 650床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 568名
1日平均外来患者数 1863名
1日平均救急車搬送患者数 21名
昨年度研修医採用人数 15人

給与1年次 330,000円/月+一時金124,000円/年
給与2年次 360,000円/月+一時金166,000円/年
当直回数 4回/月
当直料 4回までは基本給に含む
宿舎住宅 あり(単身用15,000円/月、世帯用18,000円/月)

研修の様子

明るくてかっこいい先生が多い。教えるのが好きな先生が多い。優秀で親切、雰囲気良い、仲がいい、研修医は和やかなひとが多い。忙しそうではなかった。外科はあまり手技できない、電子カルテで研修医1人ひとりに机がある。小児科が強い、病院が大きくて奇麗。全国からレベルの高い研修医が集まる。研修医は男はかっこ良くさわやか、女はかわいい先生ばかりだった。幅広く選択可能なプログラム、救急症例も豊富。出身大学の偏りがない。

見学・マッチングの様子

救急はアクティブだし研修医がいかに優秀かわかるので1回みた方が良い。試験:筆記、小論文、面接。内科、外科、産婦小児、その他っていう構成。時間は十分ある。産婦小児はQBくらいで簡単。内科は迷う問題が多くて曖昧な知識では解けない。外科は癌のステージや治療法を聞く問題があり、勉強してないと解けない。「その他」っていうのは簡単な計算や書き取り(感染症が世界中で大流行することをカタカナで→パンデミック、長寿医療制度の改名前の名前と適応年齢→後期高齢者医療制度、75歳以上)書き取りは時事ネタが出題される傾向。マニアックな問題は少なくてQB1周(マイナーのぞく)+国試で大丈夫だと思う。筆記130人で足切り。内科30問、外科30問、小児科10問、産婦10問、その他7問。その他以外は全部選択問題。内科はQBに似ているが、脂肪肝の触診所見や癌の疫学など変わった問題も多い。外科は人工心肺や肺癌の手術についてなど難しい問題が多い。小児、産婦はほとんどQB。小論「臓器移植法の改正について(論点5つ示された)」「信頼される医師になるために大切なこと」「医師の地方偏在について」(50〜60分、800字)面接の内容:志望科について、部活での役職、部活と勉強以外で大学時代にがんばったこと、女医として働くにあたって将来のビジョン、落ち込んだ経験はあるか、うたれ強いか、体力あるか、趣味について、ストレス解消法、自分のモットー、関連外なのになぜ受けたのか、病院見学した感想

筆記はQB一周。例年去年の国試から5問くらいでる。小児産婦はQBからそのまま出るので直前に対策をしておく必要がある。面接に関しては前日に病院HPで病院の理念などをチェックしたが全く役に立ったなかった。それよりも「志望科について」「関連外からなぜ来たのか」はよく聞かれるのであらかじめ答えられる用意を。あと基本的には履歴書から。面接では時間が短いので受け答えの印象ぐらいしか分からないような気がする。筆記で相当点数とっておかないと。。

磐田市立総合病院(静岡)

磐田市立総合病院は、平成10年に磐田市北部に移転新築し、診療科 21科、一般病床500床に整備された。診療圏は、約17万人であり地域の中核病院の役割を果たしている。移転新築後は、今まで以上に患者の療養環境に配慮し、また、現在の高度医療水準を充たす最新の診断・治療機器を整備し、更に疾病の早期発見・予防のための健診センターを併設した。集中治療病棟、周産期医療、リハビリ部門の新設、拡充に加え、地域医療連携室を新設し、病診連携の推進を図っている。

病床数 500床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 438名
1日平均外来患者数 1160名
1日平均救急車搬送患者数 14名
昨年度研修医採用人数 10人

給与1年次 335,000円/月+賞与601,248円/年
給与2年次 344,600円/月+賞与947,700円/年
当直回数 4回/月
当直料 10,000円/回
宿舎住宅 あり(家賃18,000円/月)その他、45,000円を上限に家賃補助制度あり。

研修の様子

救急、周産期(周産期医療センターあり)、小児科が強い。研修を楽しんでいる雰囲気、川奈で新歓コンパあり。家庭医のプログラムができた。ヘリなどの派手さはないが症例豊富で救急の先生が非常に熱心。

見学・マッチングの様子

朝行くなら新幹線の時間に注意。基本的には前日入りしたほうがいい。宿は頼めば手配してくれる。試験は面接。基本的に履歴書の内容について。さらに深く突っ込まれることも。3年目以降の身の振り方、将来どういった医者になりたいか。対策は特には何もしていない。

静岡県立病院機構 静岡県立総合病院(静岡県)

県内公的医療機関における中核的な病院として、各種疾患に対し総合的な診療はもとより、循環器系疾患及び悪性新生物、臓器移植に重点を置いた高度医療を行っています。平成15年8月に地域がん診療拠点病院に指定、平成18年10月には静岡PETイメージングセンターを開設、平成19 年7月には地域医療支援病院の承認、平成20年8月には循環器病センターがオープンし、各種政策医療と共に診療機能の向上に努めています。

病床数 720床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 607.5名
1日平均外来患者数 1618.2名
1日平均救急車搬送患者数 11名
昨年度研修医採用人数 16人

給与1年次 300,000円/月+賞与420,000円程度/年
給与2年次 320,000円/月+賞与580,000円程度/年
当直回数 3回程度/月
当直料
宿舎住宅 あり

研修の様子

県内ではかなり大きい病院。毎年定員割れしている。

見学・マッチングの様子

試験は筆記、小論文、面接。筆記:10行ぐらいの簡単な英文和訳(医学雑誌に投稿された感想文:血圧コントロールと新血管イベントの関係)

小論:「不必要と思われる検査・治療を要求されたとき、あなたならどうするか」(筆記と合わせて40分、字数制限無し)

面接:1分程度で自己アピール(長所と短所を入れて)、趣味について、部活について、将来希望する科、初期研修終了後の進路、部屋は奇麗であるか、パソコンはつかえるか。

研修医の先生曰く自分の名前がかければ受かるとのこと。

 

聖隷浜松病院(静岡県)

当院は地域医療支援病院として、各専門科が高度な急性期医療を行っており、眼形成眼寓外科、手の外科、てんかんセンターなど国内でも珍しい診療科も備えています。救急症例や手術症例も豊富で、これらを支えているのが救急センター・脳卒中センター・総合周産期母子医療センター・腎センター・てんかんセンター・臨床遺伝部などの科横断的な診療体制と、NST・クリニカルパス・臨床研究管理センター等組織横断的な活動です。地域がん診療連携拠点病院・臓器移植推進協力病院・治験拠点医療機関の指定を受けており、急性期疾患から慢性疾患、頻度の高い症例からまれな症例まであらゆる症例を研修できます。また、2007年10月には卒後臨床研修評価機構の認定を受けました。

病床数 744床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 692名
1日平均外来患者数 1767名
1日平均救急車搬送患者数 16名
昨年度研修医採用人数 12人

給与1年次 310,000円/月
給与2年次 360,000円/月
当直回数 6回/月

当直料 1年次5,000円/回、2年次10,000~15,000円/回
宿舎住宅 あり(研修医宿舎「Infinity」、徒歩5分、1DK、家賃5,000円、駐車場あり)

研修の様子

産科、小児科が強い。楽しそう、忙しそうというよりかやる気があって苦にしていない。研修内容が充実してるけど選択期間は短いのと3次救急というのがネックだと思う。行って感動した。

見学・マッチングの様子

見学時期は5年の春がいい。6年の4,5月は研修医が慌ただしい。見学のとき点数つけられてる。研修医の先生に顔を売ろう。試験は適性検査、面接。「実のなる木を書いてください」「家族と何かしている絵を書いてください」面接:志望動機、将来のこと、医師になる上での長所、短所、大学での部活のこと。(簡単な病気のリストがあって)この中からひとつ選んでムンテラしてください。

 

静岡赤十字病院(静岡県)

温暖な気候で大変住みやすい静岡市の中心部にあり、静岡駅より徒歩10分。賑やかな商店街に隣接しており、通勤・生活共にとても便利な所です。第3次救命救急センター(病床数30床のうち集中治療室7床)、日本医療機能評価機構認定、各種学会認定教育施設(34学会)、無菌治療室4床、パートナー診療システム、非血縁者間骨髄移植・採取施設、電子カルテ、オーダリングシステム、臓器提供病院、物品管理システム、電化厨房設備。

病床数 517床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 400名
1日平均外来患者数 1035名
1日平均救急車搬送患者数 13名
昨年度研修医採用人数 10人

給与1年次 300,000円/月+賞与200,000円/年
給与2年次 同じ
当直回数 4回/月
当直料 10,000円/回
宿舎住宅 あり(病院より5分の新ちくわルームマンション全28室、家賃60,000円、原則入居)

研修の様子

救急と内科系が強い。でも外科希望の先生も多い。整形が1年目必須。循環器はよわい。熱心。研修医はおとなしい人が多かった。非常に充実している。雰囲気は最高にいい。アットホームな感じ、やさしい。研修医同士仲がよく、指導医も熱心。研修医が貴重な戦力になっていて、いろいろやらせてもらえる。勉強会が充実している。全体的にまじめな感じが強い。医師としての基礎を身につけに行く感じ。寮がとても奇麗で、お願いすると部屋を貸してくれるので泊まりに行く人はみてみるのもいいと思います。今日の診療などを病棟のPCから閲覧でき、また指導医が研修医に話かける姿をよく見たため、指導環境は大丈夫そうと判断した。循環器内科と呼吸器はハイポとの噂。「病院としては標準だが研修には熱い」と研修担当の先生が言い切るくらい。コメディカルも研修に協力的。

見学・マッチングの様子

見学は救急体制を見る。夜の飲み会が楽しい。第一希望なら2回くらい行くのがいい。お礼状がかぎ。試験は小論文、面接、適性検査。適性検査はプシコをはずすための試験なので気にしなくてよい。小論文:「①医療においてあなたが最も興味をもったこと、インパクトをうけたこと(身近なものでも歴史上の出来事でもなんでもいい)、②医者として働く上でのモットー(20字×3)」①の内容は回ごとに違う。「医師になったら意識したい座右の銘3つ(30字×3)」「影響を受けた本(800字)」(面接・休憩時間含み6時間、1600+30×3字)

面接の内容:なぜ医師をめざしたのか、なぜ静岡か、親が医者だけど、その影響は大きいか、関連外は受けないのか、見学にきて印象に残ったこと、どんな医師になりたいか、本当に静岡が第一希望なのか。静岡の医療での問題、学生時代の思いで、自分がストレを感じるとき、静岡の街の印象、この病院の改善点、お礼状、履歴書をみて突っ込まれる。今年は看護師長、小児科部長、院長、副院長、事務方、外科部長が面接官だった。

対策:座右の銘は毎回きかれるから考えたおいた。面接はやさしい雰囲気だからそんなに重視しなかった。見学に複数回いくこと。5年の夏休みと、6年の夏休みに行った。事務方曰く小論では差がつかないからほとんど面接で採用を決めているらしい?初期研修後も病院に残るつもりならそれを言っておけばほぼ100%マッチするらしい。

山梨県立中央病院(山梨県)

1876年(明治9年)開院の歴史を持つ。現在691床を有し、山梨県の高度医療機関として県民医療に大きく貢献するとともに、基幹災害拠点センター、エイズ拠点病院、第一種感染症指定医療機関、都道府県がん診療連携拠点病院などの公的な役割を担っている。2005年の新病院への移転に伴い、救命救急センターの拡充、総合周産期母子医療センターの新設、緩和ケア病棟の併設、病室・外来の療養環境の改善、屋上へリポートの設置を行い、山梨県の先進的な中核的医療機関としての機能を強化している。また、地域の医療機関との連携を進め、診療所訪問による信頼関係の醸成に努めている。

病床数 671床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急

1日平均入院患者数 540名
1日平均外来患者数 1067名
1日平均救急車搬送患者数 10名

昨年度研修医採用人数 11人
給与1年次 300,000円/月+賞与350,000円/年
給与2年次 320,000円/月+賞与370,000円/年
当直回数 3回/月
当直料 20,000円/回
宿舎住宅 あり(16,000円/月)

研修の様子

救急、心臓外科、精神科が強い。甲府市の2次救急輪番の日は半端ない忙しさ。

見学・マッチングの様子

理事長が熱い。見学で是非絡んでおくと受ける受けないに関わらず参考になる。試験は小論文、面接。「自分へのキャリアへの希望(自分の将来)と将来の医療の展望」(45分、600字)

面接:履歴書の内容+学生生活+志望科、山梨県へのイメージ。

諏訪中央病院(長野県)

高齢社会にあっては、健康維持・増進、疾病の予防・早期発見・治療・リハビリ、社会復帰、在宅医療と医療機関の一貫したかかわりが望まれる。そのような中、諏訪中央病院では脳神経外科系、循環器科系で最新のカテーテル治療を、消化器系では、がんの早期発見により内視鏡的に切除するなどの高度医療を行って、早期発見、治療を実践している。さらに、早期リハビリによる家庭復帰をめざして退院後の在宅診療も行うなど、急性疾患から慢性疾患までを持つとさまざまなステージの患者のニーズに応えている。施設面では、ドック・健診センター、東洋医学センター、訪問看護ステーションを有し、人工透析も行っている。入院では一般病床266床のほか、緩和ケア病床6床、回復期リハビリテーシヨン病床45床、医療療養病床23床、介護療養病床22床を稼動させ、公立病院として多様なニーズに応えている。敷地内には病院併設の介護老人保健施設、看謹専門学校、茅野市の特別養護老人ホーム、保健福祉サービスセンターがあり、市内にあるリバーサイドクリニック(茅野市診療所)とも連携している。

病床数 360床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 304名
1日平均外来患者数 653名
1日平均救急車搬送患者数 6名
昨年度研修医採用人数 5人

給与1年次 300,000円/月+賞与592,500円/年
給与2年次 340,000円/月+賞与671,500円/年
当直回数 1年次日直1回/月、2年次日当直5回/月
当直料 1年次2,000円/回、2年次5,000円/回
宿舎住宅 あり(単身用7,000円、借上げ住宅13,500円、世帯用12,000円)

研修の様子

在宅科、漢方科、緩和科が強い。飲みに連れて行ってもらった。漢方も在宅も両方できる。
見学・マッチングの様子
試験は小論文、面接。小論:「理想の医師像について」(45分、800字)
履歴書に他の受験病院をかく欄があるので希望順位をどうするのか聞かれた。

長野赤十字病院(長野県)

同院は1904年に日本赤十字社長野病院として発足、2004年に創立 100周年を迎えた。実働病床数658床、標梼科34科、医師数149名、看護師728名を含めた全職員数1,180名の総合病院。救命救急センター、精神科救急病棟、基幹災害拠点病院(地域基幹センター)を備え、地域医療支援病院、臨床研修指定病院、AIDS拠点病院、地域がん診療連携拠点病院として長野市を中心とした長野県北部医療圏約50万の県民の医療を担う中核病院でもある。中でも救急医療には積極的に取り組んでおり、 24時間体制で救急・緊急患者の受け入れ、年間の救急車搬送台数は約 4,500件にも及ぶ。訪問看護、訪問リハビリ、在宅介護支援センターなどの在宅医療にも力を入れる反面、病診連携をはじめ地域医療機関との共同にも積極的に取り組んでいる。

病床数 700床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 631名
1日平均外来患者数 1423名
1日平均救急車搬送患者数 12名
昨年度研修医採用人数 9人

給与1年次 314,740円/月+賞与820,000円/年
給与2年次 351,990円/月+賞与1,180,000円/年
当直回数 3~4回/月
当直料 1年次9,600円/回、2年次14,400円/回
宿舎住宅 あり(病院借上げアパートに入居、住居手当・上限27,500円を支給)

研修の様子

信州大学が半分弱。他大もウェルカムだと思う。総合診療内科(研修医の外来練習用的なな意味もある科らしい)

見学・マッチングの様子

試験:面接。内容:「最近の医療制度改革について君の考えることは?」に「正直分かりません」と答えたら「君は正直で良いね」と言われた。耐えたのだろうか。

京都大学医学部付属病院(京都府)

  1. 患者中心の開かれた病院として、安全で質の高い医療を提供する。2.新しい医療の開発と実践を通して、社会に貢献する。3.専門家としての責任と使命を自覚し、人間性豊かな医療人を育成する。この3つの理念を基に、診療、研究、教育を中心として事業を展開している。平成16年度からは国立大学法人となり、より一層の経営努力が必要とされるようになり、さらなる経営の合理化を進めているところである。同時に地域の医療機関との連携をより一層図っているところである。平成17年度からは、総合臨床教育・研修センターが発足し、医師・歯科医師のみならず、薬剤師やメディカルスタッフの教育・研修にも力を入れている。

病床数 1182床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急
1日平均入院患者数 1002名
1日平均外来患者数 2635名
1日平均救急車搬送患者数 7名
昨年度研修医採用人数 91人

給与1年次 295,950円/月
給与2年次 295,950円/月

当直回数 4回/月
当直料 15,000円/回
宿舎住宅 なし(第宅手当支給なし)

研修の様子

移植、リウマチが強い。救急部は比較的ゆったり。2/3が外部生という話で敷居が低く自由。プログラム事自体も自由で、研修終了後の進路も自由。医局に入ったとしてもやりたい放題やらしてもらえるらしい。

見学・マッチングの様子

試験:筆記、面接。マイナーまで全般的に深いことが出る。京大の学生が受ける試験の過去問みたいな感じ。卒試をベースに作られているので、ものすごく難しい。ぐぐっても分からない問題も結構ある。初見では絶対に解けないといっていい。調べまくって答えを出しておくと意外と解ける。コツは過去問で正解以外の選択肢について検討しておいたほうがいい。面接:なんで京都、親戚いるの、外部からみて京都大学ってどんなイメージ。部活ではどんなことが大変だったか。先生は結構やっつけ仕事で質問してくる。誠実に答えてさえいれば問題ない。しかし待っている間に1人だけ2次面接になっていたので、Pルーム的なのがあるのだと思う。対策:点取りたいならコツコツやるしかない。過去問を手に入れるのが絶対条件。関西の人脈を巡りましょう。京大生までいけばもらえるはず。京大の教授が落ちる方が難しいよと言っていたのでおそらく大丈夫だと思うがそれも過去問ありき。マッチングで特殊なのは、コース(たすきがけ等)の選択が、書類提出時ではなく試験後郵送されてくる方式ということ。たすきがけについては当然成績順にきまるので、北野病院・京都医療センター・日赤和歌山など人気病院に行きたい場合は8〜9割とりたい。

洛和会音羽病院(京都府)

洛和会音羽病院は、洛和会丸太町病院、洛和会音羽記念病院、洛和会みささぎ病院、健診センター、洛和会京都看護学校、訪問看護ステーション、在宅介護支援センターなど多数の施設を有する洛和会へルスケアシステムの中核病院である。総合的な視点に立った医師育成に力を注ぐため、1996年 4月、全国に先駆け総合診療科を開設し、これを実践している。2001年8 月には、電子カルテや画像システムを導入、情報の共有化による質の高い医療を提供している。

病床数 588床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 498名
1日平均外来患者数 1192名
1日平均救急車搬送患者数 15名
昨年度研修医採用人数 10人

給与1年次 320,000円/月
給与2年次 350,000円/月
当直回数 4回/月
当直料 1年次3,000円/回、2年次6,000円/回

宿舎住宅 あり(25,000円/月)

研修の様子

総合診療科(感染症内科)、救急が強い。忙しそうだが非常に優秀。学生の世話にもなれていて全体的にポテンシャル高そう。エリート系。質問とかされて分からんと「ヒーコレも知らないんだ」みたいな感じをされる。研修医同士は忙しくて話す時間ないみたいでそれほど仲よさげではない。英語圏の先生が入れ替わりで常にいるので、英語にふれあう期間がすごい長い。そういう人たちが鑑別診断、アナムネの取り方について毎日レクチャーしてくれる。実際将来アメリカで働きたいみたいな研修医がたくさんいる。総合内科にめっちゃ力入れている。それに忙しい。

見学・マッチングの様子

見学では毎日朝・昼にある勉強会をみるといい。勉強熱心さが伝わる。見学が採用に影響すると明記されているので、複数日いくのがいい。見学1日だけで2次審査に来た人もいたが、見学のときに見かけた長期間ポリクリしていた人が多く来ていた。試験は筆記、小論文、面接。筆記:全59問で80分。マイナーも含めて非常に細かい知識を問われる。英語問題は最後の5問程度で、難易度は日本語さえできればやや難くらいに落ちるものの、英語は結構難しい。迷う問題がほとんどなので時間配分には注意したほうがいい。小論文:以下の文章についてあなたの考えるところを述べよ(B5用紙2.5枚)「プロフェッショナルというものは職人みたいなものだ。町工場の職人の技術にはほれぼれする。あの人たちは自分の能力を人にしらしめたいと思って自分の技術を磨いているのではない。ただ人のためになることを黙々と追求しているのだ」みたいな400字くらいの文章。

面接:3人で一緒に面接を行う。3人で40分くらい。質問はオーソドックスなものとあんまり聞かれないようなことと両方あった。意味分からんことをいうと院長に厳しく突っ込まれる。べつに理路整然とものをいえばどうということはない。対策としては一次審査の小論文は毎年教育や臨床研修制度についてのテーマ。音羽病院のひとが出してる本を読んだり、教育を考える会の人の協力を得た。ここで40人足らずに足切られる。筆記ではマイナーもでるのでとにかく早めの仕掛けが必要。

財団法人 田附興風会 医学研究所 北野病院(大阪府)

設立の趣旨に基づいた病院全体を臨床研究所とした臨床的研究のほか、基礎研究設備も充実しており、国際レベルの研究が伝統的に継続されている。1985年には,特定公益増進法人の指定を受け、医学研究所では文部科学省科学研究費補助金(いわゆる科研貴)を受給して、特に腫癌学に関する活発な基礎的、臨床的研究が行われている。京都大学や国内外の他施設との共同研究や人的交流も盛んであり、研究のレベルは非常に高い。

病床数 707床
電子カルテ あり
救急指定 3次救急

1日平均入院患者数 638名
1日平均外来患者数 1774名
1日平均救急車搬送患者数 12名
昨年度研修医採用人数 13人

給与1年次 240,000円/月+賞与270,000円/年
給与2年次 280,000円/月+賞与350,000円/年

当直回数 4〜5回/月
当直料 100,000円前後/回
宿舎住宅 ない

研修の様子

内科が強い。ブレインだけど人当たりがいい。研修医向けの勉強会が充実。病院が教育・研究に力を注いでいる。関西で有名な病院。市中病院なのに大学病院並の珍しい症例もある。

見学・マッチングの様子

見学は特に採点などされない。試験は筆記、面接。英語あり。筆記:マルチョイ50問。QBレベルを超越して激ムズ。英語:文法はセンターレベル。ただ、問われる単語はむずい。面接:志望理由、将来のプラン、履歴書の内容、とありきたりなこと、上級医と意見が食い違ったらどうするか。対策:8月に病院見学と説明会。多分試験結果で決めていると思う。

沖縄協同病院(沖縄県)

沖縄協同病院は、2009年6月に新築移転。開院以来33年間「いつでも、どこでも、だれでも良い医療が受けられるように」との県民の願いを出発点に医療活動を行ってきた。経営母体である沖縄医療生活協同組合には、約7万人の組合員がおり、職員と地域住民・組合員・患者が協同して医療活動をはじめとするさまざまな活動を行っているのが特徴である。那覇・南部地域での救急医療の一翼を担い、特に脳神経外科や小児科では大きく貢献してきた。また、医師臨床研修については、開院間もない1978年から研修医受け入れを開始し、現在まで絶えず力を注いできた。

病床数 280床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急

1日平均入院患者数 274名
1日平均外来患者数 787名
1日平均救急車搬送患者数 8名
研修医採用予定人数 9人

給与1年次 339,000円/月+賞与1,085,255円/年
給与2年次 350,000円/月+賞与1,118,750円/年
当直回数 8回/月
当直料 準当直(17〜23時)14,000円/回~
宿舎住宅 なし(在宅手当40,000円)

研修の様子

脳外科が強い。フレンドリーな感じでとても良い。沖縄では給料が良いし、暇なほう。

見学・マッチングの様子

複数回数病院実習に行くこと、病院の理念を理解しておくこと。試験は小論文、面接。

テーマ「医療ミスに関する考察(連携について)」(時間自由、800字)

面接の内容:なぜ沖縄なのか、なぜこの病院なのか(病院の理念、民医連について)、仕事をやっていくにあたり大切なことは(看護師はどうだったか)

対策としては飛行機の中で病院の理念を読んだ。

沖縄県立中部病院(沖縄県)

中部病院の自治体病院としての機能・役割は、救急医療、臨床研修(教育)、地域離島医療支援、海外医療協力、民間の担わない高度医療です。中部病院は開院以来、24時間、365日の救急医療、加えて夜間でも医療のレベルを落とさない医療を維持し、地域の住民の皆様が安眠できる救急医療を提供してまいりました。1967年から医師の卒後臨床研修を始め、今日まで700名近くの医師を養成し、宮古、八重山病院をはじめ18の離島診療所、沖縄県の地域に医師を送り出してきました。

病床数 550床
電子カルテ オーダリングのみ
救急指定 3次救急

1日平均入院患者数 503名
1日平均外来患者数 793名
1日平均救急車搬送患者数 18名

昨年度研修医採用人数 27人
給与1年次 380,000円/月
給与2年次 380,000円/月
当直回数 8回/月
当直料 10,000円/回
宿舎住宅 あり(無償提供)

 

研修の様子

とにかく教育体制がしっかりしていて、豊富に症例を経験できる。研修医の雰囲気がいい。死ぬ程忙しい。その分なにかとやらせてもらえる。野戦病院みたいなことで自分を叩き上げたい人向け。

見学・マッチングの様子

見学は春夏に実施される。5日間で複数の科を見学することができる。

試験は筆記、面接。筆記は東京会場と沖縄会場で行われる。全て英語で内科30問、外科30問、小児科15問、産婦人科15問、麻酔科5問、救急科5問の計100問を3時間半でとく。辞書は持ち込み不可。面接は沖縄で行われる。内科系の面接は面接官2人vs学生1人で60分。外科系の面接では面接官2人対1人で15分を3回行われた。1つのことにがんがん突っ込んで質問される。対策としてUSMLEのSTEP2CKで勉強した。

沖縄徳州会 南部徳州会病院(沖縄県)

南部徳洲会病院は、昭和54年開設依頼「生命だけは平等だ」の理念のもとに、「いつでも、どこでも、だれでもが最善の医療を受けられる社会」を目指し、日々、救急医療や僻地離島医療を柱に高度先進医療、介護福祉、予防医療に幅広く取り組んでいます。救急医療の分野では、沖縄県の民間病院第一号の救急指定病院に指定されました。その後も「救急を絶対に断らない病院」を合い言葉に職員一丸となって取り組んでいます。離島救急に関しても昭和60年から洋上救急協力や自衛隊機による救急搬送協力を始めています。平成19年に完成した新病院は、県内唯一の屋上設置型へリポートを備え、より迅速な治療が可能になりました。日常の救急医療のみならず、突発的な大規模災害にも対応すべく、トレーニングを行っています。開設当初から「救急を断らない、何でも診ることのできる医者」をモットーに、実践方式で実力を実につける密度の濃い研修教育を行っています。

病床数 345床
電子カルテ あり
救急指定 2次救急
1日平均入院患者数 301名
1日平均外来患者数 435名
1日平均救急車搬送患者数 6名
昨年度研修医採用人数 1人

給与1年次 320,000円/月+賞与420,000円/年
給与2年次 360,000円/月+賞与720,000円/年
当直回数 6〜8回/月
当直料 1年次10,000円/回、2年次15,000円/回
宿舎住宅 あり(50,000円を上限として家賃の半分を支給)

研修の様子

とてもいい。とにかく手技をたくさんやらせてもらえる。沖縄の中では給料が良い。

見学・マッチングの様子

見学のポイント:楽しく過ごす。

試験は面接。病院実習の感想と世間話。対策は特に。

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